農家も販売を意識してwebサイトを持つ時代

オレはアナログな人間だからインターネットなんかやらん!
という方はいらっしゃるでしょうし、年配の方々はまだまだ生活のなかにインターネットが馴染んでいないこともあるでしょう。
商売をやらない普通のサラリーマンであればそれでなにも問題はないのですが、自営業や個人事業など商売をしていく身としてインターネットを活用しないのはこれからの時代は死活問題になる可能性があります。
ほんの20年ほど前から携帯電話が普及し始め、携帯電話でインターネットができるようになり、いまではスマートフォンが主流になりインターネットをとくに意識しなくてもネットに接続できるようになりました。
じわじわと、でも着実に生活のなかにインターネットは入りこんでいます。

そんななかで。
私たちを取り巻く環境がそうやって変化していく中で、商売はいままでどおり変わらず同じやり方で続けている。
生き残っていけると思いますか?
時代の変化に対応しないで商売を続けられると思いますか?
農家がやっているのは自営業であり商売です。
アナログなイメージが強い農家ですが、農家といえども時代の流れをとらえなければ気が付いたときには離農の道を辿ることになります。

今回は。
なぜインターネットを使う必要があるのか。
インターネットを活用しないで今まで通りのやり方だとどうなってしまうのか。
そのあたりについて詳しく書いていきます。
ぜひ最後までご覧ください。

 

消費者の購買行動は変化している

まず最初に。
自分自身の生活を考えてみてください。
なにか買い物をするとき、インターネット通販を利用することはありますか?
本を買ったり家電製品を買ったり、お中元・お歳暮や贈り物などの購入でインターネットを利用したことはありませんか?
地元のお店に行って買い物をするのではなく、パソコンでマウスをカチカチやったりスマホで指をタップしたりしてホームページで商品を購入するアレです。

いや、僕はぜんぜんネットで買い物しませんね。
前に一度だけ利用したことあるかな。

という方ももちろんいらっしゃると思います。
人によっても年齢層によっても違うと思います。
でも。
世の中は動いています。
ここ5年10年でインターネットの利用は急速に進んでいることは疑いようのない事実です。

amazonトップ

それは業界最大手アマゾン(amazon)をみれば一目瞭然。
文房具や書籍、各種玩具、さらには日用品や飲料食料品に至るまで、多種多彩な商品を取り扱っているアマゾンは、毎年着実に業績を伸ばしてきています。
インターネット通販を利用する人が増えているからこそ、アマゾンのような業者が業績を伸ばしているわけです。

インターネットがなかったころを思い出してみてください。
これまでは自分の行動範囲のなかで買いたいものを売っているお店を探し、そこで買っていました。
いくつかのお店をハシゴして比較検討することもあります。
欲しいものがなければ、似ているもので我慢するか商品を取り寄せてもらうか。
いずれにしても。
何か商品を買うときには行動範囲内にあるお店で買うという選択肢しかありません。

岐路

でも今は違います。
お店を回っても欲しいものがなければ、インターネット通販で探して買うことができます。
なにか買おうとしたときにお店に行って価格をチェックし、それからインターネットで最安値のお店を探してネットで買うこともあります。
最初からインターネットで商品を探して買う、お店に出向かないで済ませることだってあります。
インターネットがなかった時代に比べると、モノを買うときには明らかに選択肢が増えています。

 

販売者からみれば競争相手が増えている

ではここで。
販売者の立場になって考えてみてください。
インターネットがなかったころ、商品を売ろうと思えばお店を構えてお客様を集める必要がありました。
大通りに面したところに高い家賃を払って店舗を出し、そこに商品を並べて売る。
そうやって多くの人の目に留まるところで商売するのがセオリーでした。
それが裏通りであっても、ど田舎で家賃があるのかないのか分からないようなところであっても、商売として成り立つならそれでよかったんです。
このとき。
お店に来るお客様はほとんどが地元の人たちです。
お店に通える範囲の人たちが、商品を買いにやってくる。
もしくは、お店から配達できる範囲で商品を売っていく。
あくまでも地元民がお客様になります。

ネット通販

そのお客様が、今はインターネットでも買い物をするようになったんです。
地元でしか買っていなかった人たちが、地元じゃないところから買い物をする。
選択肢が増えたことで地元で商品を買わなくてもよくなりました。
地元に欲しい商品がなければインターネットで、価格を比較して安ければインターネットで。
そういう流れができています。

そんな状況で。
従来通りのやり方で、お店を構えて地元のお客様を待っていたらどうなりますか?
単純に考えて。
買ってくれるはずのお客様、見込み客って以前より減りますよね。
インターネットを使って集客するビジネスが広まって、地域密着でやっていた商売にも食い込んでくるんですから当然です。
この先、インターネットの普及はどんどん加速していくことが予想されます。
いままでネット通販をやったことがなかった人たちも、気軽に利用するようになってきます。
わざわざお店まで足を運ばなくてもクリックひとつ、タップひとつで商品が届くんですから利用しないわけがありません。

そんな時代に。
インターネット上にホームページを持っていなかったら・・・。
インターネット上で販売をしていなかったら・・・。
どんどん売り上げは減っていきます。
これから新規就農していくのであれば、最初から思ったように売り上げが伸びていかないということになりかねません。
だって地元で買ってくれる人が減るんですから。

 

時代に取り残されないために

いままでどおりでいいんだ、先輩農家はずっとそのようにやってきたじゃないか。
自分だってそれに倣って同じようにやればきっとうまくいく。
そんなふうに考えていれば間違いなく
時代に取り残されます。

電車やバスが主流の時代から、一人一台自動車をもつ時代になり、車で移動するのが当たり前になって。
郊外の大型商業施設が繁盛するようになりました。
その流れを読めなかった駅前商店街は、いまやどんどんすたれています。
世の中の購買行動が変わってきていることを実感しているのであれば、商売のやり方も変えていって当然です。
移動手段が車になっていくなら時代に合わせて、買い物をするときにインターネットを利用する人が多いならそれに合わせて、商売を変えていくべきだと思います。

だからこそ。
小さな農家であってもインターネット上にお店を持つことは非常に重要です。
ホームページやブログ、SNS。
それらを活用してインターネットで農作物を販売していく。
地元で売っていくのと同時に、インターネット上でも販売していく。
そのように時代に合わせていくことが必要になってきます。
いまはまだよくても、この先も大丈夫だという保証はどこにもありません。


このインターネット時代に今から新規就農しようと考えているのであれば。
地元での販売とネットでの販売、最初から両方のチャンネルを持っておくべきです。
じゃないと時代に取り残されますよ。
時代に、殺されますよ。

 

 

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