農家ブログ革命 ファン向けの記事、集客のための記事を明確にする

ホームページやブログをつくっていくときの注意点について。
新規の見込み客を増やしたい、自分のサイトに人を呼び込みたいと考えているのであれば、
検索キーワードを意識してブログを書くことが重要だと前回の記事で言いました。

農家ブログで集客・販売するなら検索エンジンを意識するべき

しっかりとした方向性を持ったブログを作るのであれば、
「検索キーワードを意識してブログを書く」
これだけで充分なんですが、おそらく
「具体的にはどうしたらいいの?」
と思われる方がけっこういらっしゃるはずです。
今回は。
ブログの作り方といった枠づくりの話ではなく、ブログがあることを前提として
内容をどのように増やしていったらいいのか
について触れていきます。
最後までご覧いただければ、インターネット上に無数にころがっている農家ブログがいかに見当違いなことをしているか分かります。
同じ過ちをしなくて済むようになります。
ぜひ最後までご覧ください。

 

農業者目線で役に立つ情報が集客に結びつく?

新規就農を検討しているのであれば、自分がやりたいと考えている農業をすでに実践されている農家さんのブログをいくつかご覧いただいていると思います。
どんなふうに栽培すればいいんだろうか。
どんな暮らしをしているんだろうか。
日々起こっている出来事、失敗談を知りたい。
農業を始めるためにはどんなステップを踏んでいけばいいんだろうか。
そういった情報を求めて、農家ブログを見ているはずです。

そして。
意外と欲しい情報が書かれていることに気づくはずです。
それぞれの農家が、それぞれのやり方で栽培している様子がブログにしっかりと書かれていたり。
朝から晩まで忙しくしている様子がリアルに伝わってきたり。
勉強会に行ったとか見学を受け入れたとか、天候を読み切れなくて仕事の段取りに失敗したといった日常を書いていたり。
自分が新規就農するまでの経緯をこと細かに回帰していたり。

これから新規就農しようと思っている人にとって、意外と有益な情報がたくさん書かれているんです。


じゃあここで。
有益な情報が書かれているブログなんだからいいじゃないか。
と思われますか?
もしそう考えられて、自分も同じようにブログを書いていこうとしているのであれば。
あなたが書くブログは新規のお客様を増やすためのツールになりません。
集客に結びつくブログにはなりません。

ここを間違ってしまうと、
がんばってブログを書き続けているのにお客様が増えない。
インターネットから全然注文が入らない。
ブログって集客に結びつかないじゃん!
といってインターネットから撤退しかねません。
ブログを書かなくなって何年も放置されたままの廃墟ブログが残ってしまうことになります。
(よくありますよね?ぜんぜん更新されていない農家ブログって)

新規就農を志すみなさんには。
そのような、書いている農家にとってまったく役に立たない、ただの日記は時間の無駄ですのでなるべく書かないように気をつけて頂きたいと思います。

 

農家の日常を伝えても新規の顧客は増えない

「検索キーワードを意識してブログを書く」
ということがブログでは大事だと言いました。

農家ブログで集客・販売するなら検索エンジンを意識するべき

駅前通り

検索キーワードを駅、検索結果を駅前通り商店街に見立てて、yahooやgoogleなどの検索結果で上位に表示されることは駅前の人通りがあるところに店を構えることに等しいことだと説明しました。

検索エンジンを意識しなければ駅前に出店できない。
これは。
多くの人に店の存在を知ってもらうための対策です。
たくさんの人にご来店していただくために、検索キーワードを意識してブログ記事を書くんです。
つまり。
ふだん書きためていくブログは、検索されたときに引っかかるような記事でなければならないということ。
商品を買ってくれるかもしれない人たちが検索をして、あなたのブログに訪れるための動線を用意しなければならないということです。

ハンマーナイフモア

もし。
ブログに書く内容が、
栽培の様子を詳しく専門用語を交えて解説している。
勉強会に行ったとか見学を受け入れたといった情報が書かれている。
自分が新規就農するまでの経緯をこと細かに回帰している。

そんな内容の記事ばかりだったらどうでしょうか?
おそらく。
検索エンジンは「ああ、農家の日常を伝えているサイトなんだな」と評価して、販売サイトとして検索上位に表示させることはありません。
消費者は、農家の日常を知りたくて検索をするわけではないので、あなたのサイトが検索上位に来ることはありません。
書いている内容、ブログの内容が見込み客のニーズとマッチしていないんです。


ただし。
日常ブログがすべて悪いと言っているわけではありません。
もしかしたら、その農家の日常を知ってファンになってくれる人もいるかもしれません。
どんな風に栽培していて、どんなものを食べていて、どんな暮らしをしているのか。
それを知ることによって、
おたくの農産物を買ってみたい
と思ってくれるかもしれません。

ある意味では、農家の日常をさらけだすことは顧客獲得につながるのかもしれません。
でも。
大事はことは、そういう記事が検索エンジンに評価されるかどうかです。
そのような記事を書きためたときに検索エンジンではどのような評価が下されるのか理解していますか?
有機野菜が欲しいと思っている人が
播種とか、定植とか、誘引とか、見学会とか、新規就農とか、農地法とか、そんな単語で検索をすると思いますか?

 

誰のための記事なのかを明確にする

誰に売る

ブログを書いていくときには、その記事が誰のための記事なのかを明確にする必要があります。
すでに購入していただいているファンのための記事なのか。
新規のお客様を獲得するための記事なのか。
他の農業者と情報を共有するための記事なのか。

誰のための記事なのか、その記事は検索エンジンにどのように評価されるのか。
そういったことを分かったうえで、農家の日常をブログ記事にすることは意味があります。

ブログ書いているんだけど注文が全然入らないんだよね。

と言っている農家は、おそらくこのあたりを理解していません。
なんでも書けばいいと思っています。
日記の中に平気で、
播種
定植
などの専門用語を書くブログは、まちがいなくお客様のことを意識していません。
専門用語は、すでに顧客になっているファンにとっても、これから購入してくれるかもしれない見込み客にとっても、馴染みのない言葉だからです。
その言葉を乱用するということは、彼ら消費者に向けて記事を書いていないということです。
つまりはブログで集客する気がないということ。

あなたがもしブログを立ち上げようと考えていて、そこから集客したいと思っているのであれば。
ちゃんとお客様に向かって記事を書き続けてください。
ただそれだけのことですが、既存の農家ブログはそれさえもできていないので簡単に追い越していくことができます。

参考になれば幸いです。

 

 

 

多品目栽培でこんな間違いをしていませんか?

たくさんの種類の野菜を同時に育てる、かんたんに表現すれば家庭菜園を大きくしたような農業。

このような、いわゆる多品目栽培は、有機農業ではよくやられている方法なのでご存じの方もいらっしゃるでしょう。
そして、多くの農家がやってるんだから自分にもできるだろうと、独学で、農家研修で、栽培の基本を学んでから実際に自分でやってみるのですが・・・
このときすでに、じつは大きな間違いをしています。

それは・・・

有機農業が慣行農業の5倍も儲かるって!?

有機農業者は、あまりお金の話をしたがりません。

「収入に魅力を感じて農業をしてるんじゃない。わずらわしい人間関係から解放されて、健康的な暮らしをしたいから有機農業の道を選んだんだ。」

と、収入は二の次だと言います。
だからこそ見えなくなっていた真実。それは、

有機農業はちゃんと稼げる

ということ。家族を養っていくことくらいは簡単に実現できます。しかも、栽培がうまいとかヘタとか関係ありません。誰でも実現できるものです。

ただし、条件があります。
それは・・・

つづきはこちら

 

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