いわゆる農家のホームページ、農家ブログはインターネット上にたくさん存在します。
ちょっと検索しただけで山のようにサイトが出てきます。
それぞれの農家が、それぞれの想いで、それぞれの個性を前面に出してサイトを構成し、そして更新を続けています。
たんなる趣味で書いている農家もいるでしょうし、商売として集客したいからがんばって更新しているという農家もいます。
すでに顧客になっているお客様に向けて発信しているサイトもあります。
これらのサイトをパソコンで見ている方はまったく気にならないと思いますが、もしスマートフォンなどの携帯端末でご覧になっているのであれば、
あれ?
と思うようなサイトがあるのではないでしょうか。
画面に表示されたときにやたら文字が小さい。
文字と文字の間隔が狭すぎて、リンクをタップしたときに間違ったところを触ってしまう。
表示された画像が小さくて見にくい。
画面に全体が表示されなくて、指でスクロールしなければ右側が見えない。
などなど。
パソコンで表示される画面をそのままスマホの画面に表示したような、そんなサイトを見たことはないでしょうか。
これにはちゃんと理由があります。
そして。
農家としてホームページやブログを持とうと思っているなら、スマホ表示にしっかりと対応しているホームページ・ブログを作らなければ時代に取り残されてしまいます。
時代はどんどん進んでいます。
ちょっと前まではインターネットにアクセスするためにはパソコンを使うのが当たり前でしたが、今ではスマホ等の携帯端末から日常的にアクセスしています。
スマホでちょっと調べものをする。
ホームページやfacebook、Instagramを閲覧する。
それが当たり前になっています。
この時代の流れは汲んでおくべきです。
今回は。
スマホ対応について。
時代がどのように流れていて、農家としてサイトを持つときにはどこに気をつけなければいけないのか。
このあたりについて詳しく書いていきます。
参考にしてみてください。
目次
スマホを重視するgoogleの発表
自分自身の環境の変化を振り返ってもらえれば実感できると思いますが、ほんの数年前まではガラケーと呼ばれている携帯電話を使っていたはずです。
それが今はスマートフォンに変わりました。
この変化により、インターネットへのアクセスはかなり便利になったように感じます。
もちろんガラケーでもホームページを見ることはできます。
でもスクロールしたりリンクをクリックしたりするのは面倒だったはずです。
それがスマホになり、画面を指でスクロールしたりリンクをタップしたりできるようになったことで、ホームページの閲覧は快適なものになりました。
画面も大きくなりましたし。
この変化。
この時代の流れ。
検索エンジン最大手であるgoogleはちゃんと見ています。
2015年4月、スマホに対応したサイトを検索結果の上位に上げるように検索システムを変更しました。
パソコンで見たときとスマホで見たときと、それぞれに最適化したサイト構成になるように作ってあるホームページを優遇するという措置です。
たとえば今ご覧になっているこのサイト。
パソコンでご覧になっているならスマホで見てみてください。
画面構成や文字サイズが変わり見やすくなっているはずです。
スマホでご覧になっているならパソコンで見てみてください。
画面サイズに合わせてサイト構成が変化するはずです。
そういう対応をしているサイトをgoogleは検索の上位にもっていくようにしています。
さらに2016年10月。
googleはモバイル版のサイトをメインに検索順位を決めていく方針に切り替えることを発表しました。
これまでインターネットはパソコンからのアクセスがほとんどでしたが、近年モバイル端末からのアクセスがパソコンからのアクセスを上回っています。
それを受けて、google検索でもモバイルを重視していくということですね。
あまり詳しいことは書きませんが、スマホユーザーが増えている時代の流れに合わせて、使いやすい検索エンジンを提供していくということだと思います。
検索されることの重要性
googleが時代に合わせて変化していくのは当然の流れだと思います。
ユーザーにとって使いやすいものを提供していくその姿勢は見習うべきでしょう。
小さな農家だから関係ない、ではなく小さな農家だからこそ消費者の期待にこたえる努力をしていくべきです。
スマホ利用が増えているならスマホから見やすいホームページを作る。
当たり前のことです。
ホームページに来てくれる人が増えるということは、自分の農園を広く知ってもらうことに直結するので、それはそのまま注文が増えたり売り上げが増えたりすることにつながります。
多くの人に訪れてもらうこと、知ってもらうことはインターネットに限らず実社会でも重要です。
たとえば。
有機野菜を買いたいと思った人がインターネットで検索をする。
yahooもしくはgoogleで
有機野菜 愛知
と検索します。
その検索結果で1位とか2位など上位に表示されれば、ホームページに訪問してくれる数は多くなります。
そして。
訪問してくれた人の中には購入してくれる人も出てきます。
100人が訪れてくれても、全員が商品を購入してくれるわけではありません。
そのなかの数人が、興味を持ってくれて買ってみようかなと行動を起こしてくれるんです。
だからこそ。
ホームページへのアクセス数は多ければ多いほうがいい。
検索エンジンに評価されるサイトをつくらなければならないということです。
ではここで。
スマホで検索した人がホームページに来てくれたときに、スクロールしないと見えなかったり文字が小さくて読みにくかったりしたらどうなりますか?
見にくい!
戻ろう!
といって検索エンジンに戻って別のサイトへ飛んでいってしまいます。
スマホからのアクセスが多い時代に、スマホからのアクセスを無視したホームページを作る。
それっておかしくないですか?
ネット業界の変化スピードは農業界の非じゃない
ざっくりと見ただけですが、現状ではスマホに対応したサイトを持っている農家はそれほど多くありません。
農業という業界は変化のスピードが遅く、のんびりしていても時代に取り残されることはありません。
急激な技術革新はそれほどありませんし、生き物を育てるという工程がそもそも長期間を要するので急激な変化をすることができません。
それに対してネット業界は非常に変化のスピードが速いです。
農業界の感覚でネットを見ていたら、その変化にはまったくついていくことができません。
詳しいところまで知る必要はないと思いますが、大きな時代の流れくらいは把握しておいて、なるべくそれに乗っかるくらいの努力はするべきではないでしょうか。
ちなみに。
スマホに対応するための具体的な方法は、調べればいくらでも出てきます。
しかもブログを利用しているなら、そのブログサービス自体がスマホ対応してくれていますし、facebookやInstagramを使って情報を発信していく場合でもスマホ対応の心配はいりません。
いわゆるホームページと呼ばれているサイトを作るときに、スマホ対応を気にしなければならないという話です。
多品目栽培でこんな間違いをしていませんか?
たくさんの種類の野菜を同時に育てる、かんたんに表現すれば家庭菜園を大きくしたような農業。
このような、いわゆる多品目栽培は、有機農業ではよくやられている方法なのでご存じの方もいらっしゃるでしょう。
そして、多くの農家がやってるんだから自分にもできるだろうと、独学で、農家研修で、栽培の基本を学んでから実際に自分でやってみるのですが・・・
このときすでに、じつは大きな間違いをしています。
有機農業が慣行農業の5倍も儲かるって!?
有機農業者は、あまりお金の話をしたがりません。
「収入に魅力を感じて農業をしてるんじゃない。わずらわしい人間関係から解放されて、健康的な暮らしをしたいから有機農業の道を選んだんだ。」
と、収入は二の次だと言います。
だからこそ見えなくなっていた真実。それは、
有機農業はちゃんと稼げる
ということ。家族を養っていくことくらいは簡単に実現できます。しかも、栽培がうまいとかヘタとか関係ありません。誰でも実現できるものです。
ただし、条件があります。
それは・・・