保存3兄弟としてよく名前を挙げているのがニンジン、ジャガイモ、玉ねぎ。
調理方法が多種多様で保存もきくため、家庭では常備野菜としてストックがあるところが多いのではないでしょうか。
ニンジンは保存がきくといっても冷蔵庫に入れておかないと芽が出てきますけど、ジャガイモと玉ねぎは保存系としては優秀な野菜です。
6月に収穫したジャガイモは芽が出てくる9月までOKだし、玉ねぎに至っては品種を選べば6月に収穫したものが翌年2月まで保存できたりします。
そんな3兄弟は野菜セット売りの農家にとっても強い味方。
ずっと毎週入れ続けても文句を言われないのは大変ありがたいですが、セットを構成する1品として常にストックがあるのはそれ以上にすごく心強いです。
収穫量が落ち込んだ時に野菜セットがつくれなかったらどうしよう、という不安と常に戦ってますから、玉ねぎやジャガイモが手元にたくさんあると心臓の負担がかなり減ります。
いやほんとに。
出荷が終わるたびに「今回も無事に野菜セットをつくれてよかった~」と息を吐いてますから。
今年はというと栽培のほうがわりと順調、もしくは技術が上がってきた、こともあってセットをつくるのが例年ほど苦しくないので、ジャガイモや玉ねぎはあまりセットに入ってきません。
たくさん待機しているのに。
でも家庭ではあるとうれしい野菜なので、ちょくちょく出していかねばと思っています。
野菜セットのボリュームがアップしすぎるのを覚悟で。
こういう悩みはいくらでも体験したいですね。
玉ねぎが出しきれない~どうしよう~。
多品目栽培でこんな間違いをしていませんか?
たくさんの種類の野菜を同時に育てる、かんたんに表現すれば家庭菜園を大きくしたような農業。
このような、いわゆる多品目栽培は、有機農業ではよくやられている方法なのでご存じの方もいらっしゃるでしょう。
そして、多くの農家がやってるんだから自分にもできるだろうと、独学で、農家研修で、栽培の基本を学んでから実際に自分でやってみるのですが・・・
このときすでに、じつは大きな間違いをしています。
有機農業が慣行農業の5倍も儲かるって!?
有機農業者は、あまりお金の話をしたがりません。
「収入に魅力を感じて農業をしてるんじゃない。わずらわしい人間関係から解放されて、健康的な暮らしをしたいから有機農業の道を選んだんだ。」
と、収入は二の次だと言います。
だからこそ見えなくなっていた真実。それは、
有機農業はちゃんと稼げる
ということ。家族を養っていくことくらいは簡単に実現できます。しかも、栽培がうまいとかヘタとか関係ありません。誰でも実現できるものです。
ただし、条件があります。
それは・・・