最初に出会った農家・農法に衝撃を受けて、そのあとどんなに優秀な事例に出会っても考え方を変えられない様。
これを農法ショックと呼びます。
いえ、どなたかの著書に書いてあった言葉です。
農業の世界をまったく知らない状態でとある農家へ見学に行ったら、実際の現場を見ながら農家さんの話を聞くことで得られる驚きは相当なものだと思います。
その場で野菜を食べさせてもらったら、その美味しさに感動するでしょう。
新鮮なんだから普段食べているものより美味しいのは当然なんですが。
有機農家はとくに自分のやり方に自信を持っている方が多いので、これが一番なんだと言われればそれが世の中にある最もすばらしい農法だと洗脳されてしまう可能性があります。
それくらい現場でする話というのは説得力があります。
僕もよくしゃべくり倒しちゃうので、説得力があるかは別としても洗脳しているかもしれませんね。
気をつけよう。
農業にふれるときには最初の一歩に注意しましょう。
その農家がすべてじゃない、ということをしっかりと頭に入れてから見学に臨みましょう。
ショックを受けてからだと大変なことになりますよ。
多品目栽培でこんな間違いをしていませんか?
たくさんの種類の野菜を同時に育てる、かんたんに表現すれば家庭菜園を大きくしたような農業。
このような、いわゆる多品目栽培は、有機農業ではよくやられている方法なのでご存じの方もいらっしゃるでしょう。
そして、多くの農家がやってるんだから自分にもできるだろうと、独学で、農家研修で、栽培の基本を学んでから実際に自分でやってみるのですが・・・
このときすでに、じつは大きな間違いをしています。
有機農業が慣行農業の5倍も儲かるって!?
有機農業者は、あまりお金の話をしたがりません。
「収入に魅力を感じて農業をしてるんじゃない。わずらわしい人間関係から解放されて、健康的な暮らしをしたいから有機農業の道を選んだんだ。」
と、収入は二の次だと言います。
だからこそ見えなくなっていた真実。それは、
有機農業はちゃんと稼げる
ということ。家族を養っていくことくらいは簡単に実現できます。しかも、栽培がうまいとかヘタとか関係ありません。誰でも実現できるものです。
ただし、条件があります。
それは・・・