葉付き大根の行方

その存在感から野菜セットでは重宝される大根。
いよいよ本格的に収穫がはじまっています。

秋は瑞々しさが特徴の青首大根をおもに出していきますが、今回収穫したものは又根になっている大根がなくて非常に優秀でした。
これだと松本家に一本もやってこないので料理担当にブーブー言われます。
うれしい悲鳴です。

大根のボリュームは頼もしいのですが、重量野菜ゆえに悩まされることもあります。

たいした本数積んでいませんが軽トラックの荷台があふれんばかりの状況になってしまっています。
葉をつけたままお届けしたいと思っているのでこういうことが起こるんです。
葉をつけた状態でお届けするためには、収穫した後の運搬についても、泥を落とすための洗浄作業についても、箱詰めするときの手間についても、葉を早々に落としてしまうよりもかなーり手間がかかってしまいます。
買う側の立場からすれば葉付き大根がいいという気持ちは当然あるべき心情だと思いますが、生産する側の立場からすれば葉付きは手間がかかってやってられないというのが本音ですね。
なるほどスーパーで葉付き大根がほとんどないのは(流通の都合ということもあるけど)こーいうことかと作業しながら改めて唸ってしまいました。

とはいえ葉だけでも一品として成立するくらい美味しい食材なので、冬になって寒さで痛んでくるまでは面倒でも積極的に葉付きで大根を出荷していく予定です。
どんどん食べてくださいな。

多品目栽培でこんな間違いをしていませんか?

たくさんの種類の野菜を同時に育てる、かんたんに表現すれば家庭菜園を大きくしたような農業。

このような、いわゆる多品目栽培は、有機農業ではよくやられている方法なのでご存じの方もいらっしゃるでしょう。
そして、多くの農家がやってるんだから自分にもできるだろうと、独学で、農家研修で、栽培の基本を学んでから実際に自分でやってみるのですが・・・
このときすでに、じつは大きな間違いをしています。

それは・・・

有機農業が慣行農業の5倍も儲かるって!?

有機農業者は、あまりお金の話をしたがりません。

「収入に魅力を感じて農業をしてるんじゃない。わずらわしい人間関係から解放されて、健康的な暮らしをしたいから有機農業の道を選んだんだ。」

と、収入は二の次だと言います。
だからこそ見えなくなっていた真実。それは、

有機農業はちゃんと稼げる

ということ。家族を養っていくことくらいは簡単に実現できます。しかも、栽培がうまいとかヘタとか関係ありません。誰でも実現できるものです。

ただし、条件があります。
それは・・・

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