理想の苗をつくるのは難しい

育苗(いくびょう)の話。
トレイに種を播いて土をかぶせたあと、水をかけて発芽を待つのですが、乾燥を防ぐために上から新聞紙をかぶせておくことが多いです。
この新聞紙がくせもので、発芽したのに取るのをうっかり忘れてしまうと苗があっというまにヒョロヒョロになってしまいます。
一度ヒョロってしまったものは元に戻らず、苗の管理も大変です。
ジョーロで水をかけるとバタッと倒れたりしますから。


温度、水、光のバランスをとっていく管理はもちろん大切で、うまくいくと惚れ惚れするような苗が出来上がります。
写真のはコールラビでまだ生育途中ですが、僕的にはけっこう好きな草姿に仕上がりました。
ここから先は用土が持っている養分がきっと足りなくなってくるので通常よりも早めに畑へ出すことになると思いますが、この苗だったら元気に育ってくれると思います。

すべての苗をパーフェクトに仕上げるのは難しいですが、100点を目指して日々精進します。
楽しい育苗生活、もう1ヶ月ほど続きますよ。

多品目栽培でこんな間違いをしていませんか?

たくさんの種類の野菜を同時に育てる、かんたんに表現すれば家庭菜園を大きくしたような農業。

このような、いわゆる多品目栽培は、有機農業ではよくやられている方法なのでご存じの方もいらっしゃるでしょう。
そして、多くの農家がやってるんだから自分にもできるだろうと、独学で、農家研修で、栽培の基本を学んでから実際に自分でやってみるのですが・・・
このときすでに、じつは大きな間違いをしています。

それは・・・

有機農業が慣行農業の5倍も儲かるって!?

有機農業者は、あまりお金の話をしたがりません。

「収入に魅力を感じて農業をしてるんじゃない。わずらわしい人間関係から解放されて、健康的な暮らしをしたいから有機農業の道を選んだんだ。」

と、収入は二の次だと言います。
だからこそ見えなくなっていた真実。それは、

有機農業はちゃんと稼げる

ということ。家族を養っていくことくらいは簡単に実現できます。しかも、栽培がうまいとかヘタとか関係ありません。誰でも実現できるものです。

ただし、条件があります。
それは・・・

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