焦りは無駄を生む

畑にある野菜たちがだいぶ少なくなってきました。
今年度はなんとか2月末まで発送したいと意気込んでやっていますが、けっこうギリギリな予感がして焦っています。
1月いっぱいはおそらく余裕ですが2月をどこまで出荷できるのか。
試されているようで怖いです。

そんななかで同時に進めていくのが育苗。
春野菜や夏野菜の種まきがそろそろ始まってきます。
真冬なのに?と思われる方も当然いるでしょうけど、旬の時期にタネを播けばOKというもんでもなくて、旬の時期に収穫したいと思えばそれよりも前に種まきが必要なのが季節の移り変わりが激しい日本という国です。

このくそ寒い季節にナスやピーマンのタネを播く。
寒さに負けるので保温して守ってやる。
そこまでやって育てることで、彼らが快適に過ごせる季節の始まりくらいから収穫を始められるわけです。
もちろん、長く採れなくてもいいなら無理する必要はないですよ。
4月くらいにタネを播いたって、8月に入る頃には収穫を始められるでしょう。
これなら無理に加温しなくても育てられます。
7月にもナスが欲しいと思うから2月にタネを播くんです。
ただそれだけのこと。
でもそこが重要。
たんに経営上の問題といえばそれまでですけどね。

そんなわけで育苗用のハウスを片づけました。

片づけてすっきりするとタネを播きたくなるのが僕の悪いくせ。
あんまり急いでも負担ばかりが大きくて益が少ない、ということになりかねません。
焦ってはいけません。
計画に従って進めていこうと思います。

多品目栽培でこんな間違いをしていませんか?

たくさんの種類の野菜を同時に育てる、かんたんに表現すれば家庭菜園を大きくしたような農業。

このような、いわゆる多品目栽培は、有機農業ではよくやられている方法なのでご存じの方もいらっしゃるでしょう。
そして、多くの農家がやってるんだから自分にもできるだろうと、独学で、農家研修で、栽培の基本を学んでから実際に自分でやってみるのですが・・・
このときすでに、じつは大きな間違いをしています。

それは・・・

有機農業が慣行農業の5倍も儲かるって!?

有機農業者は、あまりお金の話をしたがりません。

「収入に魅力を感じて農業をしてるんじゃない。わずらわしい人間関係から解放されて、健康的な暮らしをしたいから有機農業の道を選んだんだ。」

と、収入は二の次だと言います。
だからこそ見えなくなっていた真実。それは、

有機農業はちゃんと稼げる

ということ。家族を養っていくことくらいは簡単に実現できます。しかも、栽培がうまいとかヘタとか関係ありません。誰でも実現できるものです。

ただし、条件があります。
それは・・・

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