月に一度のクタクタ配達

ふぅ。
6月が無事に終わります。
5月が終わるときにもこんなことを書いたおぼえがありますが、毎月書きたくなるほど翌月を迎えるということが大変だということです。

とくに大変なのが月末の直送。
ふだんまわっている豊田市内だけじゃなく、名古屋まで範囲を広げて直接配達しちゃいましょうという太っ腹な一日です。
市内だけなら3時間もあれば配達が終わるのに、名古屋まで行くと8時間くらいかかってしまいます。
朝早く起きて収穫・出荷作業があるので、この日だけは14時間労働なんです。
帰ってきたらクタクタ。
次の日に早起きなんてできません。

そこまでして名古屋へ直送を続けるのはなぜ?
やめればいいのにって思います?
そもそも、自らが農作業の時間を削ってまで配達をするのはお客様の声を聞きたいからです。
おいしいと言ってくれる声、味・品質に関する痛烈な批判、なんでもない世間話。
どれをとっても初心を忘れないために聞きたい貴重な話ばかり。
やる気の源はお客様の声ですから、非効率だと言われても直送はやめられません。
名古屋まで行くのは営農当初の名残りですが、どんどん効率化を進めていくなかでわざと残しておきたい非効率な部分なんです。
豊田市内のみの配達にして名古屋へ行くのをやめたとしても経営上あまり影響がないんですが、松本自然農園がはじまったころの苦しい時代から支えてくれている方もいて、そういう人たちに会えるのは初心を忘れないための大切な作業かなと感じています。

翌日の作業にひびくほど疲れる一日ですが、名古屋への直送は当分やめられそうにありません。

多品目栽培でこんな間違いをしていませんか?

たくさんの種類の野菜を同時に育てる、かんたんに表現すれば家庭菜園を大きくしたような農業。

このような、いわゆる多品目栽培は、有機農業ではよくやられている方法なのでご存じの方もいらっしゃるでしょう。
そして、多くの農家がやってるんだから自分にもできるだろうと、独学で、農家研修で、栽培の基本を学んでから実際に自分でやってみるのですが・・・
このときすでに、じつは大きな間違いをしています。

それは・・・

有機農業が慣行農業の5倍も儲かるって!?

有機農業者は、あまりお金の話をしたがりません。

「収入に魅力を感じて農業をしてるんじゃない。わずらわしい人間関係から解放されて、健康的な暮らしをしたいから有機農業の道を選んだんだ。」

と、収入は二の次だと言います。
だからこそ見えなくなっていた真実。それは、

有機農業はちゃんと稼げる

ということ。家族を養っていくことくらいは簡単に実現できます。しかも、栽培がうまいとかヘタとか関係ありません。誰でも実現できるものです。

ただし、条件があります。
それは・・・

つづきはこちら

 

関連記事

  1. 【日課】毎日精力的にズッキーニの子作り

  2. 【成功?】芽だししたタネをセルトレイへ。カボチャとモロヘイヤ

  3. SNS活用の効果が高いのはどんな農家?どんな情報を発信すればいい?

  4. 【軽快】発芽そろって気分よくゴーヤの鉢上げ

  5. 【情報の価値】生産者と消費者をつなぐオンラインマルシェ「ポケットマルシェ」は何がすごいの?

  6. 【変化球】発芽適温が高いタネは奥の手で発芽させようか