時間のご利用は計画的に

日の出がどんどん遅くなってきています。
できるだけ新鮮なものをお届けしたいので当日収穫を基本にしていますが、朝のスタートが遅れてしまうと出荷日の日程がけっこうきつくなります。
収穫→出荷調整→配達
という流れのなかで収穫にまわせる時間はそれほど多くありません。

たとえば収穫にかけられる時間が2時間(120分)あるとして、収穫しなければならない野菜が10種類だとすると、1種類に割り当てられる時間はたったの12分しかありません。
その限られた枠の中でいかに丁寧に正確に必要量を収穫するか。
これが求められます。

今の時期は小松菜や水菜のような軟弱葉野菜が多いので、収穫にはかなり気を使いますし時間もかかります。
こういう野菜たちにまともに時間をかけると、そのあとの作業に支障が出て配達に出かける時間が遅れ、あせって運転して事故を起こす・・・。
という可能性もありますね。

この野菜にかけられる時間はこれくらい、という目標をたてつつ、それができるように収穫の仕方を変えてみたり気合いを入れなおしたり、場合によっては時間のかからない品目に変更したりする。
細かいことは書けませんが制限時間を守れるように栽培方法、収穫方法を変えることすらあります。

1つの野菜を収穫する時間を配分しながら、1日の時間配分をしていく。
もっといえば1か月の、1年の時間配分をしていきます。
簡単にやっているようで実は難しいんですよ。
奥が深い。
ということにしておきましょうか。

多品目栽培でこんな間違いをしていませんか?

たくさんの種類の野菜を同時に育てる、かんたんに表現すれば家庭菜園を大きくしたような農業。

このような、いわゆる多品目栽培は、有機農業ではよくやられている方法なのでご存じの方もいらっしゃるでしょう。
そして、多くの農家がやってるんだから自分にもできるだろうと、独学で、農家研修で、栽培の基本を学んでから実際に自分でやってみるのですが・・・
このときすでに、じつは大きな間違いをしています。

それは・・・

有機農業が慣行農業の5倍も儲かるって!?

有機農業者は、あまりお金の話をしたがりません。

「収入に魅力を感じて農業をしてるんじゃない。わずらわしい人間関係から解放されて、健康的な暮らしをしたいから有機農業の道を選んだんだ。」

と、収入は二の次だと言います。
だからこそ見えなくなっていた真実。それは、

有機農業はちゃんと稼げる

ということ。家族を養っていくことくらいは簡単に実現できます。しかも、栽培がうまいとかヘタとか関係ありません。誰でも実現できるものです。

ただし、条件があります。
それは・・・

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