ハウス内がにぎやかになってきています。
トマト、ナス、ピーマン、パパイヤ、ブロッコリー、レタス、コールラビ、セロリ
せいぜい双葉がそろったくらいの大きさなので彩り豊かという状況ではありませんが、もうすでにハウス内が手狭になってきました。
とくに場所をとって困るのがトマト、ナス、ピーマンの夏野菜3兄弟。
大きな黒いビニールポットで育てるうえにそれぞれ100株以上苗が必要なので、それはもう大面積を必要とします。
すでにナス、ピーマンはビニールポットへ移植してしまっているので残るはトマト。
こいつが最も場所をとります。
雨にめっぽう弱いので露地栽培では病気にかかりやすく、収量が不安定になりやすいトマト。
栽培も難易度が高く、やる気は刺激されますが経営上はお荷物的存在になりつつあります。
それでもトマトの栽培面積を減らさないのは、やはり夏の主役だから。
トマトがない夏野菜セットなんてイチローのいないWBCみたいなもんですよ。
まつもトマトを待っている人たちのためにも今年またトマト栽培に頭を悩ませることになりそうです。
播いたトマトの種数は約400粒。
それをもし全部苗にして、畑で育てたとしたら・・・むちゃや。
そんなにトマトを育てたら他の野菜に手をかける時間がなくなってしまいますよ。
いくら主役といってもセットに入れる1品目にすぎないですからね。
ほどほどにしておかないと。
そんなこんなで今のところ寒さで苗が枯れることもなくハウス内は順調に推移しております。
多品目栽培でこんな間違いをしていませんか?
たくさんの種類の野菜を同時に育てる、かんたんに表現すれば家庭菜園を大きくしたような農業。
このような、いわゆる多品目栽培は、有機農業ではよくやられている方法なのでご存じの方もいらっしゃるでしょう。
そして、多くの農家がやってるんだから自分にもできるだろうと、独学で、農家研修で、栽培の基本を学んでから実際に自分でやってみるのですが・・・
このときすでに、じつは大きな間違いをしています。
有機農業が慣行農業の5倍も儲かるって!?
有機農業者は、あまりお金の話をしたがりません。
「収入に魅力を感じて農業をしてるんじゃない。わずらわしい人間関係から解放されて、健康的な暮らしをしたいから有機農業の道を選んだんだ。」
と、収入は二の次だと言います。
だからこそ見えなくなっていた真実。それは、
有機農業はちゃんと稼げる
ということ。家族を養っていくことくらいは簡単に実現できます。しかも、栽培がうまいとかヘタとか関係ありません。誰でも実現できるものです。
ただし、条件があります。
それは・・・