失敗も受け入れられたいと思うのは傲慢かな

こんなことを書くと自分の首をしめそうですが。
まだまだ技術が未熟なんでしょうけど最近は野菜に虫食いがけっこうあります。
これ自体は何度かブログでも書いていますが、僕はそういう野菜でもセットの中に入れてしまっています。
もちろん心苦しいです。
やっぱり最高の品質でお届けしたいですから。

ただやっぱり農薬を使いませんし栽培技術もまだまだ未熟ですから、いけると思っていても虫や病気の被害に逢うことも多いわけでして。
そういう野菜を失敗だと切り捨てて出荷しないのは簡単ですが、それをやってしまうと出せる野菜の種類が限られてしまうこともあり毎週出しつづけるという安定出荷に支障が出てしまいます。

松本自然農園の基本姿勢としては、失敗も含めてあえてセットとして詰め合わせることで有機農業の難しさを知ってもらったり出荷できずに廃棄する野菜を減らしたり、という考え方で出荷を行っております。
それが受け入れられないお客様は離れていくのかなという気持ちでやっておりますが、やはりお金をいただく以上は最低限の品質は保つ必要があるとも感じています。
失敗作品を世に出すというのは、ある意味危険なのかもしれません。

マニュアルどおりにやっていれば規格どおりの野菜ができてくる慣行農法とは違い、有機農法はまだまだマニュアル化が進んでいない未開の分野です。
そういう世界で農家が生きていくためには、大きな心で支えてくれる消費者がどうしても欠かせません。
スーパーで売られているようなきれいな野菜を期待されるのも結構ですし、それ以上の野菜をお届けできることもあります。
ただしそれ以下の野菜もお届けしてしまうことをご理解いただけるとありがたいです。

まだまだ失敗が多くてご迷惑おかけしてますが、これでも最初のころに比べれば相当レベルアップしてるんですよ。
今後さらに腕を磨いて、「この量でこの品質なのにこの値段?」と驚かれるようになりたいものです。
そのころに定期購入すればいいや、と思っているアナタ。
待っているうちに定員オーバーで受付を終了してしまうかもしれませんよ。
お早めに、とは言いませんけどタイミングをお見逃しになりませんようホームページやブログを定期的にチェックしてくださいね。

多品目栽培でこんな間違いをしていませんか?

たくさんの種類の野菜を同時に育てる、かんたんに表現すれば家庭菜園を大きくしたような農業。

このような、いわゆる多品目栽培は、有機農業ではよくやられている方法なのでご存じの方もいらっしゃるでしょう。
そして、多くの農家がやってるんだから自分にもできるだろうと、独学で、農家研修で、栽培の基本を学んでから実際に自分でやってみるのですが・・・
このときすでに、じつは大きな間違いをしています。

それは・・・

有機農業が慣行農業の5倍も儲かるって!?

有機農業者は、あまりお金の話をしたがりません。

「収入に魅力を感じて農業をしてるんじゃない。わずらわしい人間関係から解放されて、健康的な暮らしをしたいから有機農業の道を選んだんだ。」

と、収入は二の次だと言います。
だからこそ見えなくなっていた真実。それは、

有機農業はちゃんと稼げる

ということ。家族を養っていくことくらいは簡単に実現できます。しかも、栽培がうまいとかヘタとか関係ありません。誰でも実現できるものです。

ただし、条件があります。
それは・・・

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