大幅な栽培方法変更

野菜セットの主力でありながらいまいち成功率の高くないジャガイモ。
家庭菜園でもよく育てられることから分かるとおり、栽培に関してはそれほど難しい野菜ではありません。
それが僕の場合は、最初の耕しを適当にやってしまったり、肥料分をあまり考えずに栽培して育ち切れなかったり、土寄せをしっかりとしなかったために芋が緑化したり、初期の草取りが遅れて収穫量が減ってしまったり、とにかく管理の甘さからまともな収穫に至らないことが多いです。
書いていて恥ずかしいくらい。
種イモだって安くないんだからちゃんと収穫したいですね。

そこで昨秋から試しているのがビニールマルチ栽培。

ジャガイモにマルチ?
と首をかしげる方もおられるでしょうけど、最近はあちこちでやっているという話を聞くようになりました。
この栽培のメリットは、地温上昇が期待できるため生育がスムーズに進むこと、黒マルチだと光が地面に届かないため芋が緑化せず土寄せが不要であること、そしてマルチをはがせば地表付近に芋がごろごろと成っているので収穫が非常にラクだということ、などが挙げられます。
さらに、畝幅を広めにして2条植えなどにすると通路の本数が減るので栽培面積が小さくて済みます。
さらにさらに、うちはすべての野菜を畝幅1.5mで栽培しているのですが従来のジャガイモ栽培だと畝幅1mにしていたので畝の作り替えが面倒でした(通路の位置は常に固定しているため)。
マルチ栽培だと1.5m幅の規格に乗ります。
また、土寄せのことを考慮してまとまった区画を用意する必要がなく、あちこちに分散してジャガイモを植えることができます。
さらにさらにさらに、土寄せの管理機が必要なくなります。
昨年より畝成型機で畝をつくっているため土寄せ専用の管理機は稼働していません。
ネギの土寄せが唯一のネックですが、これも今年から栽培方法を変更してしまおうと思っているので問題なさそうです。

デメリットといえばビニールマルチの資材費がかかるくらい。
植え付けの手間もとくに増えるわけじゃないですし。
畝成型機はマルチを張ることもできますし。

春作でのマルチ栽培は未経験なのでまだ結果が見えておらず、おいそれと皆さんに勧めることはできませんが、もし興味があればやってみてください。
そして結果を教えてください。
ぜひ。

多品目栽培でこんな間違いをしていませんか?

たくさんの種類の野菜を同時に育てる、かんたんに表現すれば家庭菜園を大きくしたような農業。

このような、いわゆる多品目栽培は、有機農業ではよくやられている方法なのでご存じの方もいらっしゃるでしょう。
そして、多くの農家がやってるんだから自分にもできるだろうと、独学で、農家研修で、栽培の基本を学んでから実際に自分でやってみるのですが・・・
このときすでに、じつは大きな間違いをしています。

それは・・・

有機農業が慣行農業の5倍も儲かるって!?

有機農業者は、あまりお金の話をしたがりません。

「収入に魅力を感じて農業をしてるんじゃない。わずらわしい人間関係から解放されて、健康的な暮らしをしたいから有機農業の道を選んだんだ。」

と、収入は二の次だと言います。
だからこそ見えなくなっていた真実。それは、

有機農業はちゃんと稼げる

ということ。家族を養っていくことくらいは簡単に実現できます。しかも、栽培がうまいとかヘタとか関係ありません。誰でも実現できるものです。

ただし、条件があります。
それは・・・

つづきはこちら

 

関連記事

  1. 【変化球】発芽適温が高いタネは奥の手で発芽させようか

  2. 農業人口減少と高齢化 ピンチではなくむしろチャンス!

  3. 【耳勉】キュウリの種まきしながら自分をアップデート

  4. 【技術継承】1分動画で栽培技術習得!農業界の新インフラAGRIs出現!

  5. 【農業のキホン06】CEC陽イオン交換容量とは?この数値をどうやって使いこなす?

  6. 【農業のキホン05】F1品種 とは?農家の口から出るF1はスポーツカーではない