さむい。
とにかくさむい。
木曜は出荷日なので野菜を収穫したり調整したりするのですが、日の当たらない出荷場でちまちまと野菜の調整やってると手が冷たくなってきます。
鼻くそもほじれません。
毎年のことですが出荷作業でいちばんつらいのが冬の寒さですね。
あんまり寒いときにはビニールハウスに野菜を持ち込んで調整したりします。
ハウス内は暖かく葉野菜はしおれやすいので注意が必要ですが、手先がポカポカしてくるので作業がはかどります。
なめらかに動く手をフル回転して調整すれば、しおれる前に終わらせることができます。
それでも作業の大部分は寒い日陰の出荷場。
ときおり吹き込んでくる冷たい風に耐えながら、冷たくなった野菜を箱に詰めていきます。
もっと寒い地域でがんばっている人たちもいるんだから弱音を吐いてちゃいかんですよね。
こんなもんたいしたことないわい!
と建前じゃなく本気で言いたいよ。
多品目栽培でこんな間違いをしていませんか?
たくさんの種類の野菜を同時に育てる、かんたんに表現すれば家庭菜園を大きくしたような農業。
このような、いわゆる多品目栽培は、有機農業ではよくやられている方法なのでご存じの方もいらっしゃるでしょう。
そして、多くの農家がやってるんだから自分にもできるだろうと、独学で、農家研修で、栽培の基本を学んでから実際に自分でやってみるのですが・・・
このときすでに、じつは大きな間違いをしています。
有機農業が慣行農業の5倍も儲かるって!?
有機農業者は、あまりお金の話をしたがりません。
「収入に魅力を感じて農業をしてるんじゃない。わずらわしい人間関係から解放されて、健康的な暮らしをしたいから有機農業の道を選んだんだ。」
と、収入は二の次だと言います。
だからこそ見えなくなっていた真実。それは、
有機農業はちゃんと稼げる
ということ。家族を養っていくことくらいは簡単に実現できます。しかも、栽培がうまいとかヘタとか関係ありません。誰でも実現できるものです。
ただし、条件があります。
それは・・・