今も昔も変わらない味

まだ開園して3年目というのを言い訳にするようで心苦しいですが、松本自然農園は野菜を栽培することに必死で味の追求まで手が及んでおりません。
まずはまともに野菜ができないことには・・・というレベルです(もちろん謙遜してます)。
口笛を吹きながらでも自信を持って
どうじゃ
と言えるような野菜を育てたいと思っていますが、まだまだ手が届いていません。
課題は山積み。
問題も山積み。
でも未来への期待は山頂が見えないくらいの積み具合。
理想と現実の差を思い知ってもへこたれません。
そんなヒマがあったら畑で仕事します。

そんな不安定農園の野菜ですが、品目によってはおいしいと言っていただけることもあり非常にありがたい限りです。
じゃあ、そのおいしさを毎年のように再現できるかっていうと難しいですね。

野菜の味の決め手になるのは畑に投入した有機物の種類によるところが大きいです。
牛や豚や鶏などの畜糞堆肥を使用すると味は濃くなります。
海産由来の資材を投入すると味にコクが出るようです。
そして何も入れない無肥料栽培だとあっさり味、野菜本来の味というか植物の味。

畑に入れる堆肥などの資材を毎年のように変えていると、野菜の味も毎年のように変わります。
土は絶えず変化してますから、同じ資材を入れていてもどんどん味は変わっていきます。
昔の味を再現することは、有機栽培している場合は難しいのかもしれません。
同じ味じゃなくてもいいから、せめて美味しいといわれる方向に進みたいものです。

まずくなったね、と言われないように今年もがんばります・・・。

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有機農業はちゃんと稼げる

ということ。家族を養っていくことくらいは簡単に実現できます。しかも、栽培がうまいとかヘタとか関係ありません。誰でも実現できるものです。

ただし、条件があります。
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