毎年困っているのが冬野菜の作付け。
夏野菜を順次片づけながら場所を確保していっても足りず、作付量が足りていないまま冬を迎えることが多いので、1月2月になると野菜が不足して出荷を止めるということがよくあります。
そこで今年は新しく圃場を借りています。
大きくもなく小さくもなくほどよい面積を借りたので、ちゃんと作付けをすれば年を越しても野菜が不足することなく、面積が広すぎて管理が追いつかないということもないはずです。
今回の圃場、いままで借りている圃場がある地域から少し離れています。
当然のように松本直之のことや松本自然農園のことなど地域の人は知らないわけで、通りかかる人はみんな不思議そうな物珍しそうな顔で見ていきます。
今日たまたま散歩している人と話す機会があったのですが、
「若い人がぞろぞろときて耕作しとるもんで、なんかの宗教かと思った。」
と言われてしまいました。
冷静に考えるとたしかにそんな風に見えます。
いままで耕作されていなかったところへ若者が突然やってきて、いつも3人とか4人でせっせと耕したりタネを播いたりしているわけですからね。
ぱっと見て宗教だと思われてもしょうがないです。
これはもう散歩中の人にはとにかく話をしてわかってもらうしかありません。
いつも研修生を連れてこないで一人で作業する、というわけにもいかないですし。
新しいところで珍しいことをやれば何かしら噂は立つものです。
(別に珍しいことしてるわけじゃないけど)
へんな方向に進まないように気をつけていきます。
多品目栽培でこんな間違いをしていませんか?
たくさんの種類の野菜を同時に育てる、かんたんに表現すれば家庭菜園を大きくしたような農業。
このような、いわゆる多品目栽培は、有機農業ではよくやられている方法なのでご存じの方もいらっしゃるでしょう。
そして、多くの農家がやってるんだから自分にもできるだろうと、独学で、農家研修で、栽培の基本を学んでから実際に自分でやってみるのですが・・・
このときすでに、じつは大きな間違いをしています。
有機農業が慣行農業の5倍も儲かるって!?
有機農業者は、あまりお金の話をしたがりません。
「収入に魅力を感じて農業をしてるんじゃない。わずらわしい人間関係から解放されて、健康的な暮らしをしたいから有機農業の道を選んだんだ。」
と、収入は二の次だと言います。
だからこそ見えなくなっていた真実。それは、
有機農業はちゃんと稼げる
ということ。家族を養っていくことくらいは簡単に実現できます。しかも、栽培がうまいとかヘタとか関係ありません。誰でも実現できるものです。
ただし、条件があります。
それは・・・