予想外のことが起きている

4月の低温のおかげで全体的に野菜の生育は遅めで、ゴールデンウィークが明けたら出荷を再開するというのに品目が揃うのかちょっと心配になってきました。
不織布で保温したりしてなんとか育ってくれたらと思いますが果たして・・・。

そんな中、あまり足を運ばない山奥の畑に行ってきました。
昨秋から借りたところで家からそれほど離れていないのですが、畑に至る道路が未舗装な山道なのでついつい敬遠してしまいます。
そんな畑でも収穫できるようにとタネを播いているので、様子を見に行って草取りなどの管理をしなければいけません。
管理している以上はやはり収穫物が欲しいので。

この畑には小松菜、からし菜、ルッコラ、菜の花、コールラビ、ネギなどが植えてあります。
今の時期はアブラナ科に虫がつきやすく、おそらく虫食いは避けられないだろうなぁと思いながら作付けしているのですが、小松菜のみ不織布をかけてある状態です。
それでも畝幅と不織布サイズが合わなくて隙間たっぷりなのですが。
からし菜、ルッコラについては露地でそのままなので穴だらけを覚悟してました。
ところが。

からし菜やルッコラに虫食いの跡が見られません。
周りには草だらけで虫もたくさんいるでしょうに。
隣列の菜の花も皆無ではないですがたいした虫食いは見られません。
小松菜はどうかと不織布をめくってみると、やはり虫食いがあまりない。

ん?どういうことだ?
畑の管理方法はほかの畑と同じようにしています。
違うのは場所だけ。
じゃあ場所が答えか?

推測ですが。
この畑があるのは周りを山に囲まれた山奥です。
民家や街灯などが近くにありません。
地主のじーちゃんが家庭菜園をやっているのですが地域全体から見ればたいした面積じゃありません。
過去の植生にアブラナ科が少なく、アブラナ科を食害する虫がそもそも少ないのでは?
周りは自然生態系のバランスがとれているので一部の生物だけ繁殖するということが少なく、アブラナ科好きの虫がいたとしてもたいした数ではないのでは?
と予想してみました。

春には難しいアブラナ科野菜の栽培は、ここでやったらいいのかもしれません。
今後虫害が増えないように慎重に栽培・管理を進めていけば、春野菜の安定供給が可能かも。
小松菜、水菜、壬生菜、大根、カブ、からし菜、ルッコラ、わさび菜・・・。
助かるなぁ。

多品目栽培でこんな間違いをしていませんか?

たくさんの種類の野菜を同時に育てる、かんたんに表現すれば家庭菜園を大きくしたような農業。

このような、いわゆる多品目栽培は、有機農業ではよくやられている方法なのでご存じの方もいらっしゃるでしょう。
そして、多くの農家がやってるんだから自分にもできるだろうと、独学で、農家研修で、栽培の基本を学んでから実際に自分でやってみるのですが・・・
このときすでに、じつは大きな間違いをしています。

それは・・・

有機農業が慣行農業の5倍も儲かるって!?

有機農業者は、あまりお金の話をしたがりません。

「収入に魅力を感じて農業をしてるんじゃない。わずらわしい人間関係から解放されて、健康的な暮らしをしたいから有機農業の道を選んだんだ。」

と、収入は二の次だと言います。
だからこそ見えなくなっていた真実。それは、

有機農業はちゃんと稼げる

ということ。家族を養っていくことくらいは簡単に実現できます。しかも、栽培がうまいとかヘタとか関係ありません。誰でも実現できるものです。

ただし、条件があります。
それは・・・

つづきはこちら

 

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