三文の得は冬に通用しない

朝晩の寒い季節になっています。
ほかの地域は知りませんが、当地域ではそうであるのが当然であるかのように霜が降りています。
こうなると朝の野菜を収穫するのは厳しい。
収穫するときに野菜を痛めてしまいますからね。

基本的に出荷する当日の朝に野菜を収穫するというのが松本自然農園のスタイルです。
ただし冬は別。
凍った野菜を収穫することがいいことだとは思わないので、新鮮さを犠牲にしても出荷日の前日に収穫することが多いです。
まあ冬なので前日に収穫しても冷蔵庫に入れているような状況だから野菜にとってそれほどの消耗はないでしょ。
と自分に言い聞かせていますが。


本音はやっぱり当日に収穫したい。
新鮮なものが美味しいことはほぼ間違いないですからね、そういう野菜をお届けしたいです。
でも経営上どうしても叶わないこともある。
やれないことはないけど、どっかで無理が出そうだし今はあきらめて受け入れています。
お客さんにもここは了承してもらうしかないですね。

別の視点からみると前日収穫するということは・・・
当日の早朝に収穫しなくなるということ。
これはつまり、早起きをしなくなることを意味します。
うーん、うれしい。

多品目栽培でこんな間違いをしていませんか?

たくさんの種類の野菜を同時に育てる、かんたんに表現すれば家庭菜園を大きくしたような農業。

このような、いわゆる多品目栽培は、有機農業ではよくやられている方法なのでご存じの方もいらっしゃるでしょう。
そして、多くの農家がやってるんだから自分にもできるだろうと、独学で、農家研修で、栽培の基本を学んでから実際に自分でやってみるのですが・・・
このときすでに、じつは大きな間違いをしています。

それは・・・

有機農業が慣行農業の5倍も儲かるって!?

有機農業者は、あまりお金の話をしたがりません。

「収入に魅力を感じて農業をしてるんじゃない。わずらわしい人間関係から解放されて、健康的な暮らしをしたいから有機農業の道を選んだんだ。」

と、収入は二の次だと言います。
だからこそ見えなくなっていた真実。それは、

有機農業はちゃんと稼げる

ということ。家族を養っていくことくらいは簡単に実現できます。しかも、栽培がうまいとかヘタとか関係ありません。誰でも実現できるものです。

ただし、条件があります。
それは・・・

つづきはこちら

 

関連記事

  1. 【六次産業化】難しい理由3つ&成功のコツ3つを知れば六次化のハードルは下がる

  2. 【農業のキホン07】C/N比そして窒素飢餓。有機肥料マスターになるための第一歩です

  3. 書籍出版しました:時給3千円農家のつくりかた

  4. 【技術継承】1分動画で栽培技術習得!農業界の新インフラAGRIs出現!

  5. 【応用編】有機・多品目栽培でトマトはどのように育てるべきか

  6. 【成功?】芽だししたタネをセルトレイへ。カボチャとモロヘイヤ