有機農業やってる人でもビニールマルチはよく使うようです。
こういう風景はあちこちで見られると思いますが、この黒いのがビニールマルチです。
地温上昇による成長促進
遮光による雑草の抑制
蒸発を抑えることによる保水
などが黒ビニールマルチを使用すると得られる効果と考えられています。
そんなにうれしい効果があるならじゃんじゃん使用したら?
と思われる方もおられるでしょう。
たしかにこれを使えば野菜の育ちはよくなります。
草が抑えられるので夏の草取り時間が減ります。
でもね、地温上昇によって地中の微生物相が変化したり有機物分解が進みすぎたりするので僕はあんまり好きじゃないんです。
また、堆肥をばんばん入れるんだったらビニールマルチは長期的に見ても有効でしょうけど、うちでは堆肥を使用しないのでマルチを多用すると土が痩せていってしまいます。
草を生やして有機物を確保しつつ、あくまで自然な地温で微生物相を安定させる。
という考えてここまでやってきてますから、なるべくならビニールマルチは使わないで今後もやっていきたいと思います。
・・・と前置きしておきながら
ビニールマルチを張りました、という話。
冬越しする野菜、ニンニクやタマネギといった品目に関しては地温が足りずに玉が大きくなっていないなぁという印象がこれまでの経験から得られています。
とくに圃場は標高300mほどの高地にあるので平地に比べると冬は意外に厳しいです。
だから冬越し野菜に関してはビニールマルチを使ってみようかと思います。
うまく生育するかしら。
乞うご期待。
多品目栽培でこんな間違いをしていませんか?
たくさんの種類の野菜を同時に育てる、かんたんに表現すれば家庭菜園を大きくしたような農業。
このような、いわゆる多品目栽培は、有機農業ではよくやられている方法なのでご存じの方もいらっしゃるでしょう。
そして、多くの農家がやってるんだから自分にもできるだろうと、独学で、農家研修で、栽培の基本を学んでから実際に自分でやってみるのですが・・・
このときすでに、じつは大きな間違いをしています。
有機農業が慣行農業の5倍も儲かるって!?
有機農業者は、あまりお金の話をしたがりません。
「収入に魅力を感じて農業をしてるんじゃない。わずらわしい人間関係から解放されて、健康的な暮らしをしたいから有機農業の道を選んだんだ。」
と、収入は二の次だと言います。
だからこそ見えなくなっていた真実。それは、
有機農業はちゃんと稼げる
ということ。家族を養っていくことくらいは簡単に実現できます。しかも、栽培がうまいとかヘタとか関係ありません。誰でも実現できるものです。
ただし、条件があります。
それは・・・