たまーに僕がやっている育苗テクニック。
セルトレイでの育苗テクニック。
・・・テクニックというほどのもんじゃないですが。
野菜のタネって高いものは高いです。
安いタネもあるとはいってもなんとか少なくて済むように、というのは生産者みんなの願いでしょう。
また、育苗用土を購入している場合はこちらの費用もなんとか安く抑えたいところ。
カネはないけど暇はあるよ、という人向けの話です。
たとえばブロッコリーやキャベツ。
セルトレイにタネを播くとき、1粒播きにするのか2粒播きにするのか迷いませんか?
1粒播きだと発芽率が悪かったときに隙間が多くなって土がもったいない。
2粒播きだとタネが2倍必要になるし、間引きの手間もかってしまう。
さあどうする?
こんなときはとりあえず1粒播きにしておいて、一部に2粒播きのセルを作っておく。
発芽した後、2つ発芽しているところから1本抜いて欠けている場所へ移植する。
コツがいくつか。
移植するときは双葉がでてきてしばらくしてから、本葉が出てしまうと根がからまって抜きにくいので移植が難しくなる。
発芽率をあらかじめ考慮して2粒播きの数を決めること。
移植にはかなり繊細な手さばきが要求されます。
間引きするよりも要する時間は大きいです。
それでもすべてのセルを確実に埋められるので土は最低限で済むし、種も基本的に1粒播きなので少なくて済む。
手間を惜しまないならお勧めできる方法です。
もちろん大規模でやられている方には無理ですが、就農して間もない金欠な方にはお勧めできるかと。
お試しを。
多品目栽培でこんな間違いをしていませんか?
たくさんの種類の野菜を同時に育てる、かんたんに表現すれば家庭菜園を大きくしたような農業。
このような、いわゆる多品目栽培は、有機農業ではよくやられている方法なのでご存じの方もいらっしゃるでしょう。
そして、多くの農家がやってるんだから自分にもできるだろうと、独学で、農家研修で、栽培の基本を学んでから実際に自分でやってみるのですが・・・
このときすでに、じつは大きな間違いをしています。
有機農業が慣行農業の5倍も儲かるって!?
有機農業者は、あまりお金の話をしたがりません。
「収入に魅力を感じて農業をしてるんじゃない。わずらわしい人間関係から解放されて、健康的な暮らしをしたいから有機農業の道を選んだんだ。」
と、収入は二の次だと言います。
だからこそ見えなくなっていた真実。それは、
有機農業はちゃんと稼げる
ということ。家族を養っていくことくらいは簡単に実現できます。しかも、栽培がうまいとかヘタとか関係ありません。誰でも実現できるものです。
ただし、条件があります。
それは・・・