今年度に初めて栽培したキクイモ。
世間的にはあんまり知られていない野菜ですね。
見た目はショウガによく似ていますが、食べた感じはねばりのない山芋か味のないヤーコンといったところでしょうか。
おおっ!という特徴に欠けるため普及していないのかも・・・。
戦後の食料難の頃には、作付統制野菜として代用食になっていたそうなので古い方々は菊芋を知っているんでしょうか。
すたれてしまったのには理由があるんでしょうけど。
栽培してみて難しくないことはわかりました。
栽培期間は長いのですが草取りを一度やっただけで、あとは菊芋自身が草を抑えてくれるので楽ちんです。
肥料うんぬんもほとんど気にしなくていいですし。
ただ、収穫が、かなり、面倒、です。
里芋のように株元にかたまっているわけでもなく、ジャガイモ以上に広く芋がちらばっているので掘り上げるのに畝全体を探さなければいけません。
というか通路にもたくさん埋まってましたよ。
収穫に時間がかかるのが菊芋最大の難点です。
背丈が3mを簡単に越えてしまう菊芋。
それだけ茂るんだから地面の下で根や芋が広く散らばってしまってもしょうがないですね。
また栽培するかどうか分かりませんが、多品目でやっていると珍しい野菜もほしいので意外に欠かせないかも。
うちはイノシシが怖くてサツマイモやってないので芋類が一品ふえるのはありがたいんですよ。
ジャガイモ、里芋、ヤーコン、そこに菊芋あるとかなりうれしい。
やっちゃいますか、また。
多品目栽培でこんな間違いをしていませんか?
たくさんの種類の野菜を同時に育てる、かんたんに表現すれば家庭菜園を大きくしたような農業。
このような、いわゆる多品目栽培は、有機農業ではよくやられている方法なのでご存じの方もいらっしゃるでしょう。
そして、多くの農家がやってるんだから自分にもできるだろうと、独学で、農家研修で、栽培の基本を学んでから実際に自分でやってみるのですが・・・
このときすでに、じつは大きな間違いをしています。
有機農業が慣行農業の5倍も儲かるって!?
有機農業者は、あまりお金の話をしたがりません。
「収入に魅力を感じて農業をしてるんじゃない。わずらわしい人間関係から解放されて、健康的な暮らしをしたいから有機農業の道を選んだんだ。」
と、収入は二の次だと言います。
だからこそ見えなくなっていた真実。それは、
有機農業はちゃんと稼げる
ということ。家族を養っていくことくらいは簡単に実現できます。しかも、栽培がうまいとかヘタとか関係ありません。誰でも実現できるものです。
ただし、条件があります。
それは・・・