さようならニンジン様

ニンジンの発芽率が低いのはみなさんご承知のとおり。
うまく雨が降ってくれないと発芽に失敗することも多い野菜です。
同じようにタネを播いても土壌条件によって発芽率が異なることもあり、未だになかなか苦労させられています。

そのニンジン、一番最初に播いた場所では発芽率が1割ほどしかありません。
一度草取りをしてみましたがスカスカでみすぼらしい状態になっています。
このまま収穫にこぎつけることもできますが、そこにかける手間と収穫量を天秤にかけると決しておりこうさんとは言えません。
だから片付けました。
そこにニンジンがあるのに、です。
これをもったいないと思いますか?
残してもいいんですよ。
1本500円とかで買ってくれるなら。
それちょっとありえないでしょ。

畑を休ませることなくどんどん野菜を作付けていくのが松本自然農園方式なので、スカスカ人参畑は見ていて気持ちが悪いんです。
そこに生えてきてくれたニンジンには申し訳ないのですが、片付けさせてもらいました。
そしてさっそく小松菜のタネを播きました。

市場価格調整のためキャベツを畑でつぶす光景がたまにテレビで流れることがありますが、つぶす彼らの気持ちも同じようなものなのかな?
食べられるんだけど経営を考えるとつぶさざるをえない。
悲しい現実ですね。

多品目栽培でこんな間違いをしていませんか?

たくさんの種類の野菜を同時に育てる、かんたんに表現すれば家庭菜園を大きくしたような農業。

このような、いわゆる多品目栽培は、有機農業ではよくやられている方法なのでご存じの方もいらっしゃるでしょう。
そして、多くの農家がやってるんだから自分にもできるだろうと、独学で、農家研修で、栽培の基本を学んでから実際に自分でやってみるのですが・・・
このときすでに、じつは大きな間違いをしています。

それは・・・

有機農業が慣行農業の5倍も儲かるって!?

有機農業者は、あまりお金の話をしたがりません。

「収入に魅力を感じて農業をしてるんじゃない。わずらわしい人間関係から解放されて、健康的な暮らしをしたいから有機農業の道を選んだんだ。」

と、収入は二の次だと言います。
だからこそ見えなくなっていた真実。それは、

有機農業はちゃんと稼げる

ということ。家族を養っていくことくらいは簡単に実現できます。しかも、栽培がうまいとかヘタとか関係ありません。誰でも実現できるものです。

ただし、条件があります。
それは・・・

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