時間のご利用は計画的に

日の出がどんどん遅くなってきています。
できるだけ新鮮なものをお届けしたいので当日収穫を基本にしていますが、朝のスタートが遅れてしまうと出荷日の日程がけっこうきつくなります。
収穫→出荷調整→配達
という流れのなかで収穫にまわせる時間はそれほど多くありません。

たとえば収穫にかけられる時間が2時間(120分)あるとして、収穫しなければならない野菜が10種類だとすると、1種類に割り当てられる時間はたったの12分しかありません。
その限られた枠の中でいかに丁寧に正確に必要量を収穫するか。
これが求められます。

今の時期は小松菜や水菜のような軟弱葉野菜が多いので、収穫にはかなり気を使いますし時間もかかります。
こういう野菜たちにまともに時間をかけると、そのあとの作業に支障が出て配達に出かける時間が遅れ、あせって運転して事故を起こす・・・。
という可能性もありますね。

この野菜にかけられる時間はこれくらい、という目標をたてつつ、それができるように収穫の仕方を変えてみたり気合いを入れなおしたり、場合によっては時間のかからない品目に変更したりする。
細かいことは書けませんが制限時間を守れるように栽培方法、収穫方法を変えることすらあります。

1つの野菜を収穫する時間を配分しながら、1日の時間配分をしていく。
もっといえば1か月の、1年の時間配分をしていきます。
簡単にやっているようで実は難しいんですよ。
奥が深い。
ということにしておきましょうか。

関連記事

  1. 【播種】空心菜(エンサイ)の青臭い感じは好みが分かれるね

  2. 次代の農と食を語る会 vol.40 小さな農業でのお金の稼ぎ方

  3. 【変化球】発芽適温が高いタネは奥の手で発芽させようか

  4. 【時給】農業収入ってどのくらいあるの?農家ってちゃんと生活できているの?

  5. 【六次産業化】難しい理由3つ&成功のコツ3つを知れば六次化のハードルは下がる

  6. 【成功?】芽だししたタネをセルトレイへ。カボチャとモロヘイヤ