支柱が立つと夏を感じる

夏野菜の主役といえばトマト
誰がなんと言おうと、トマト嫌いの人が「それは違う!」と反発しようと、夏の主役はトマトです。
そんなトマトは多品目栽培農家にとっては悩みのタネ。
年間50種類の野菜を育てていたとすると、トマトといえども50分の1。
でもかかる労力・資材は50分の1ではありません。

小面積で高収益をあげる品目だけあって、かかる労働力はハンパじゃありません。
苗を植えるところまではたいしたことないのですが、支柱を立てて紐で固定していく(誘引)、草姿を制御するために脇から出てくる芽をつむ(芽かき)、そして収穫作業(ミニトマトがすごい)、と手間隙かけて育てます。
とにかく時間がかかります。
そして支柱をとにかくたくさん使用します。
今年は株数が250株ほど植えてあり、1株から2本枝を伸ばしていく二本仕立てで栽培していくので、単純に考えて500本の支柱が必要になります。
これだけの本数はトマト以外には使用しません。
ほぼトマト専用支柱です。
ぜいたく。

そんな手のかかるトマトですが、やはり外すわけにいかないのでがんばって育てます。

今日は支柱を立てました。
これで圃場の空気は一気に夏モードに突入です。
支柱が立つと畑の中が立体的な広がりをみせるようになり、その雰囲気が夏を感じさせるものとなっています。
今年も露地で雨にたっぷりあたってしまうけど、なんとかうまく育って欲しいものです。

関連記事

  1. 【播種】空心菜(エンサイ)の青臭い感じは好みが分かれるね

  2. 無料イベント登壇のお知らせ:10月14日名古屋市

  3. 【妄想】大根のタネを播きながら「やる気スイッチ」について考える

  4. 【日課】毎日精力的にズッキーニの子作り

  5. 【農業のキホン01】新規就農者には3つのスタイルがある

  6. 【流通】卸売市場の仕組みと付き合い方。中間マージン大きすぎてマジ泣く・・・