忙しいはずの9月~10月上旬を無事に乗り越えられたのは、ひとえに研修生のおかげといっていいでしょう。
もちろん一人でもやれる面積しか管理してないので研修生がいなくても大丈夫なんですが、彼らがいることで時間にかなり余裕をもって作業することができたように思います。
ただしいいことばかりではありません。
自分がやるはずの作業をこなしてもらうので、指示を出しても思った通りの結果にならないことも多々あります。
それは当然収穫終了までずっと影響するものです。
失敗も含めて研修だし、いまのうちに色々と失敗から学んでほしいと思っていますが、あまり大きな失敗だとダメージが大きい・・・。
指示の出し方が悪かったんだと思うことにしていますが。
お金を払って働いてもらっているわけじゃないので一通りの作業を経験できるように仕事を割り振ります。
アルバイトと違うところはここでしょうね。
もし松本自然農園でアルバイトを雇うとしたら、単純で失敗の少なそうな作業か草刈りばっかりになるでしょう。
就業時間内に無駄話もしないでしょうし。
(と書いているあたりで研修生とは無駄話が多いとわかる)
(無駄じゃないんだけど)
研修生が独立したときに新しい作業が出てきて迷わないようになればいいかなと思っています。
これから先は農閑期に向かいます。
座学が増えたり、経営的な話を多めにしてみたり、冬らしい研修にできればいいですね。
多品目栽培でこんな間違いをしていませんか?
たくさんの種類の野菜を同時に育てる、かんたんに表現すれば家庭菜園を大きくしたような農業。
このような、いわゆる多品目栽培は、有機農業ではよくやられている方法なのでご存じの方もいらっしゃるでしょう。
そして、多くの農家がやってるんだから自分にもできるだろうと、独学で、農家研修で、栽培の基本を学んでから実際に自分でやってみるのですが・・・
このときすでに、じつは大きな間違いをしています。
有機農業が慣行農業の5倍も儲かるって!?
有機農業者は、あまりお金の話をしたがりません。
「収入に魅力を感じて農業をしてるんじゃない。わずらわしい人間関係から解放されて、健康的な暮らしをしたいから有機農業の道を選んだんだ。」
と、収入は二の次だと言います。
だからこそ見えなくなっていた真実。それは、
有機農業はちゃんと稼げる
ということ。家族を養っていくことくらいは簡単に実現できます。しかも、栽培がうまいとかヘタとか関係ありません。誰でも実現できるものです。
ただし、条件があります。
それは・・・