現在、うちには研修生が二人来ています。
数年前から研修生を受け入れるようになって、一人で作業することはずいぶんと少なくなりました。
ひとつの作業に対して二人がかりで取り掛かることもあれば、まったく別々の作業をそれぞれ分担してこなすこともあります。
今回は二人がかり作業の話。
もちろん二人でやればラクだなぁと感じるし作業も早く終わるのですが、効率的かというとそれはまた別の話。
一人で1時間かかる仕事があったとして、それを二人で片づけて30分で終わったとします。
あー早く終わったね。
ラクだったね。
とは思うけどこれは効率的だったわけじゃない。
一人で1時間かかるなら二人で30分を切らなければ効率が上がったとは言えないんじゃないか、と思うわけです。
たとえばビニールマルチを張ったりキュウリネットを張ったりするとき、二人いたほうが一人でやるよりも効率的だなぁと感じる手順もあるけど、そのかわり一人が作業しているのを待っている時間も少なからずあったりしてトータルで考えると必ずしも時間短縮にはつながらないことも多いです。
ラクなのと効率的なのは全くちがいます。
奥さんが手伝っていたり研修生がいたりと、タダに見てしまいそうな労働力をかかえているときには軽視しがちだけど、作業ひとつひとつについて二人でやることで本当に効率が上がっているのか意識したいものです。
じゃないと、一人でやってたときには500万円売り上げていたのに二人になっても1000万円どころか600万円にしかならない、ということも起こり得ます。
ふだん仕事をしていても二人のほうが効率がいいと感じる作業はほとんどありません。
研修生は一人前の労働力じゃないので二人でやってみせることも必要ですが、一人で作業したときにどうなるかということは常に頭に置いときたいと思いますね。