出荷日ながら収穫の合間をぬってニンジンの間引きをやりました。
やりました、と言っても間引いたニンジンも出荷しているのでつまりは収穫作業なのですが。
最終的なニンジンの姿を想像しながら、混みあっているところのニンジンを抜いていくのですが、これがけっこう面倒というか大変なんです。
地面に這いつくばるような姿勢でニンジンをにらみつけ、これだ!と思ったやつを勢いよく引っこ抜く。
どれを抜いたらいいか悩んでいるひまもなく、ただひたすら直感に頼っての間引きです。
長くやっていると引っこ抜くのに力が必要なものとそうでないものがあることに気づきます。
軽く抜けるものもあれば、指にかなり力を入れて集中しないと抜けないものもある。
見た目はどちらも変わらないのに。
これを個体差として片付けていいものか、わかりません。
じーっと耳をすませるとニンジンの声が聞こえてきます。
オレを抜くんじゃねぇ!抜くのはアイツだ!
と間引きする株を教えてくれているようです。
ニンジンのことはニンジンに聞け
とはよく言ったものです。
ニンジン自身の声に耳をかたむけつつ、間引きを順調に終わらせたいものです。