これからの農業について考える

雨がまるまる3日続いてようやくあがりました。
ということは止まっていた農作業を再開、となるのが普通なのですが今日は別の用事が入っていたため手をつけられず。
農園にいたけどイベントをやってました。


某団体の農業体験ツアー。
「これからの農業を考える」というテーマをたずさえて来園、松本自然農園や松本直之の取り組みをひとつの事例として体感するという企画(かな?)。
派遣切りにはじまって農業がクローズアップされることが多くなった昨今ですから、実際に新規参入した事例を知るというのは大切なことかもしれません。
まあうちは小さな農家ですから偉そうな意見も言えず、日本の農業全体の問題・展望について聞かれたり食料自給率向上の思索なんぞ聞かれると困ってしまいますが、自分がつけてきた道筋や個人農家としての将来の展望などはお話できたかと思います。
他産業からみると時代遅れなところが多々あるのが農業という産業なので、僕の話を聞いていてぬるいなぁと感じた方もおられたはずでしょうが、現状を理解するという点では聞いて損はなかったはず・・・。

それにしても。
30名近い人数を前にしてしゃべるというのは疲れます。
しゃべるのを仕事にしている人ってすごいなぁと感心しますね。
自分の言葉でわかりやすく、そしておもしろく伝える。
自身で納得できるような話し方への道のりは遠いです。


あ、そうそう。
ついに念願の情熱弁当を食べることができました。
あっさりとした優しい味つけに納得、店長の食へのこだわりがヒシヒシと伝わってきます。
野菜を提供している生産者という立場に涙ちょちょぎれの感動です。
ごちそうさまでした。

多品目栽培でこんな間違いをしていませんか?

たくさんの種類の野菜を同時に育てる、かんたんに表現すれば家庭菜園を大きくしたような農業。

このような、いわゆる多品目栽培は、有機農業ではよくやられている方法なのでご存じの方もいらっしゃるでしょう。
そして、多くの農家がやってるんだから自分にもできるだろうと、独学で、農家研修で、栽培の基本を学んでから実際に自分でやってみるのですが・・・
このときすでに、じつは大きな間違いをしています。

それは・・・

有機農業が慣行農業の5倍も儲かるって!?

有機農業者は、あまりお金の話をしたがりません。

「収入に魅力を感じて農業をしてるんじゃない。わずらわしい人間関係から解放されて、健康的な暮らしをしたいから有機農業の道を選んだんだ。」

と、収入は二の次だと言います。
だからこそ見えなくなっていた真実。それは、

有機農業はちゃんと稼げる

ということ。家族を養っていくことくらいは簡単に実現できます。しかも、栽培がうまいとかヘタとか関係ありません。誰でも実現できるものです。

ただし、条件があります。
それは・・・

つづきはこちら

 

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