新規就農者が使える補助金・助成金・給付金制度として最も有名なのが
農業次世代人材投資資金
ですが、令和4年度に大きく変わりました。名称は「新規就農者育成総合対策」となり、
1.農業研修を対象とした就農準備資金
2.就農当初の生活を支える経営開始資金
3.開業資金を一部助成する経営発展支援事業
ほかにもありますが、農業者が受け取れる給付金としてはこの3つになりました。
この中でも3.経営発展支援事業については新設された事業ですので、これまで給付金制度の対象に当てはまらなかった人でも受給できる可能性があります。
経営発展支援事業を一言で表現すれば「開業資金補助」です。農業を始めるときにはトラクターなどの農業機械を揃えたり、ビニールハウスなどの施設を建てたり、そのほか多種多様な資材を購入したりと多額のまとまった初期投資が必要になります。
その初期投資の一部を国や県が負担してくれるのが経営発展支援事業です。一部と言ってもかなりの割合で、正確には言いづらいのですがだいたい4分の3ほどが補助されます。
これって本当にすごいことで、1000万円の機械や設備を購入すれば750万円が補助対象となり、自己負担は250万円。
いや~すごいですね。
うらやましいですね。
就農してから5年までの農業者が対象になりますので、これをうまく活用して経営を一気に軌道に乗せられる人は多いんじゃないでしょうか。
興味があればまずは動画をご覧ください。農家目線で制度について詳しく解説しています。
多品目栽培でこんな間違いをしていませんか?
たくさんの種類の野菜を同時に育てる、かんたんに表現すれば家庭菜園を大きくしたような農業。
このような、いわゆる多品目栽培は、有機農業ではよくやられている方法なのでご存じの方もいらっしゃるでしょう。
そして、多くの農家がやってるんだから自分にもできるだろうと、独学で、農家研修で、栽培の基本を学んでから実際に自分でやってみるのですが・・・
このときすでに、じつは大きな間違いをしています。
有機農業が慣行農業の5倍も儲かるって!?
有機農業者は、あまりお金の話をしたがりません。
「収入に魅力を感じて農業をしてるんじゃない。わずらわしい人間関係から解放されて、健康的な暮らしをしたいから有機農業の道を選んだんだ。」
と、収入は二の次だと言います。
だからこそ見えなくなっていた真実。それは、
有機農業はちゃんと稼げる
ということ。家族を養っていくことくらいは簡単に実現できます。しかも、栽培がうまいとかヘタとか関係ありません。誰でも実現できるものです。
ただし、条件があります。
それは・・・