野菜の勢力圏

今晩あたりから雨が降りはじめ、来週はパッとしない天候が続きそうな予報なので、今日できることをやっときました。
そのなかでエンドウの除草をしたのですが、エンドウの生育は順調なので草とりをしなくてもいいくらい。
それでも土の乾き具合がこの上なくいいので草がとりやすいだろうと思ってやっておいたんです。
実際、大きくなっている草でもポロリポロリと抜けていくのでラクチンですが、抜いているうちに草によって土のつかみ方が違うことに気がつきました。
同じ種類の草で、同じような大きさなのに、引っこ抜くときに必要な力が全然ちがうんです。

簡単に抜けるのはエンドウの株に近いところにある草。
エンドウの息がかかった地帯です。

つまりこういうこと。
地面の下では草も野菜も根っこを張り巡らして勢力争いをしています。
エンドウの周りではエンドウが根圏を支配しているので、他の草はしっかりと根を張ることができない。
というわけです。

たとえ草が生えていても野菜が根圏を支配していれば、水も肥料も優先的に吸うことができるので生育には影響が少ないと考えられます。
これは研修のときに学んだことです。

草とりひとつとっても、自然から学ぶことはたくさんありますね。
ありがたいことや。

多品目栽培でこんな間違いをしていませんか?

たくさんの種類の野菜を同時に育てる、かんたんに表現すれば家庭菜園を大きくしたような農業。

このような、いわゆる多品目栽培は、有機農業ではよくやられている方法なのでご存じの方もいらっしゃるでしょう。
そして、多くの農家がやってるんだから自分にもできるだろうと、独学で、農家研修で、栽培の基本を学んでから実際に自分でやってみるのですが・・・
このときすでに、じつは大きな間違いをしています。

それは・・・

有機農業が慣行農業の5倍も儲かるって!?

有機農業者は、あまりお金の話をしたがりません。

「収入に魅力を感じて農業をしてるんじゃない。わずらわしい人間関係から解放されて、健康的な暮らしをしたいから有機農業の道を選んだんだ。」

と、収入は二の次だと言います。
だからこそ見えなくなっていた真実。それは、

有機農業はちゃんと稼げる

ということ。家族を養っていくことくらいは簡単に実現できます。しかも、栽培がうまいとかヘタとか関係ありません。誰でも実現できるものです。

ただし、条件があります。
それは・・・

つづきはこちら

 

関連記事

  1. 【農業のキホン05】F1品種 とは?農家の口から出るF1はスポーツカーではない

  2. 【農業のキホン04】GAP とは?取得するメリット・デメリット

  3. 書籍出版しました:時給3千円農家のつくりかた

  4. 【農業のキホン03】肥料の三要素NPK とは。non!パンツ食い込みじゃないのは確実

  5. 【基礎編】トマトを栽培するときの最重要ポイントとは?

  6. 【腰痛】黒ビニールマルチにジャガイモを植え付けるのは流行るか?