最低限の見極めがプロの仕事なり

育苗ビニールハウスが熱いです。
暑い、ではありません。
フィーバーしているという意味での熱いです。
キャベツ、ブロッコリ、レタス、トマト、ナス、ピーマン、とうがらし。
これらの野菜が発芽して、ハウスの中には双葉のかわいらしい緑が広がっています。
彼らが畑に移り、大きくなって収穫時期を迎えたときのことを想像すると笑いがとまりません。

1mmとか2mmしかない小さな小さなタネが、やがて大きくなって実をつけ、そして子孫を残していく様子は感動を覚えます。
人間はちょっとだけその営みの手助けをするだけ。
あとは野菜自身に任せます。
必要以上に手をかけてはいけません。
過保護は野菜を弱くするからです。

でも放任はいけません。
野菜は野生の植物とはちがって人間が種とりを繰り返して都合のいいように選抜してきた植物なので、自然界に生きるには弱い存在です。
野草と競争したら負けてしまいます。
だから畑では、野菜が野草に負けずに優位に立てるように手を貸してあげるというわけです。
草をとったりしてね。

このへんの手のかけ具合が農業者のテクニックです。
手助けをする最低ラインの見極めをできるかどうか、それがプロの技術だと思います。
僕が勝手に思っているだけですが、これが家庭菜園とプロとの違いです。
いかに手をかけずに手をかけるか。
禅問答みたいですね。

多品目栽培でこんな間違いをしていませんか?

たくさんの種類の野菜を同時に育てる、かんたんに表現すれば家庭菜園を大きくしたような農業。

このような、いわゆる多品目栽培は、有機農業ではよくやられている方法なのでご存じの方もいらっしゃるでしょう。
そして、多くの農家がやってるんだから自分にもできるだろうと、独学で、農家研修で、栽培の基本を学んでから実際に自分でやってみるのですが・・・
このときすでに、じつは大きな間違いをしています。

それは・・・

有機農業が慣行農業の5倍も儲かるって!?

有機農業者は、あまりお金の話をしたがりません。

「収入に魅力を感じて農業をしてるんじゃない。わずらわしい人間関係から解放されて、健康的な暮らしをしたいから有機農業の道を選んだんだ。」

と、収入は二の次だと言います。
だからこそ見えなくなっていた真実。それは、

有機農業はちゃんと稼げる

ということ。家族を養っていくことくらいは簡単に実現できます。しかも、栽培がうまいとかヘタとか関係ありません。誰でも実現できるものです。

ただし、条件があります。
それは・・・

つづきはこちら

 

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