2016年の話ですが、産経新聞に
農業は「危険な職業」だった!? 死亡事故割合は建設業の2倍 目立つ高齢者の機械操作ミス
という記事が載りました。
農業の事故死亡者数は10万人当たりの割合において、多いと思われる建設業を越えて
ダントツの一位だそうです。これは今でも変わっていません。
農業者がトラクターの下敷きになって死亡したというニュースを目にする機会もありますが、大型の機械を扱ったり刃物を扱ったりする仕事が多いので危険であることは現場に立つ者として実感はあります。
理由としてはいくつかあって
1.高齢化により危機回避能力が低下している
2.安全装置の普及が進まない
3.家族経営(自営業)が多いため労働安全衛生法の適用外で安全管理がおろそかになっている
などが挙げられます。
事故死亡者数のうち65歳以上の割合は8割以上なので、基本的には1の理由が大きいと思います。ただ、高齢化が進んでいる日本社会では自動車による死亡事故が減ってきている事実と比べれば、高齢化だけを理由にするのも違う気がします。
いずれにしても対策が必要ですね。もちろん私も含め農業者は安全管理を徹底していかないといけないです。国や制度ばかりに頼るのは違うでしょうから。
そんな話をつらつらしている動画があります。
興味があればどうぞ。