日本においてJA経由の青果流通は全体の6割を占めています。
昔に比べるとだいぶ割合は低くなっていますが、それでも農産物の多くがJAから卸売市場へ流れているのが現状です。
その流通に携わるJA組合員。つまりJAに出荷している農家さんは、そうじゃない独自販路での流通をしている僕から見ればすごく恵まれています。
作付計画や品種、規格や梱包などがある程度決められていてがんじがらめになっているうえに、市場価格の変動に影響を受けるから売り上げが安定しない。仲介手数料などを引かれたりするしそもそも単価が安くてやってられないという意見もあって。
一見すると窮屈で大変そうだなという印象はあります。現場の声も多くは愚痴っぽいものでしょうね。
ですが自分で販路を切り拓いて取引をしていく大変さをご存知でしょうか。たしかに制約は少なく自由度が高いので魅力的に映るかもしれません。業者・消費者との直接取引になれば中間搾取がなく単価も高めになるので儲かるイメージもあるでしょう。
でも実際はそれなりに大変ですよ。大変というか、そこにはコツがあり、技術があり、ノウハウがあります。生産技術とはまた別のスキルが必要になります。
そのあたりの実態について動画で話しています。
アグミルエキスパート農家であるタケイファーム武井さんの裏話も堂々と語ってます。
興味があればぜひご覧ください。
多品目栽培でこんな間違いをしていませんか?
たくさんの種類の野菜を同時に育てる、かんたんに表現すれば家庭菜園を大きくしたような農業。
このような、いわゆる多品目栽培は、有機農業ではよくやられている方法なのでご存じの方もいらっしゃるでしょう。
そして、多くの農家がやってるんだから自分にもできるだろうと、独学で、農家研修で、栽培の基本を学んでから実際に自分でやってみるのですが・・・
このときすでに、じつは大きな間違いをしています。
有機農業が慣行農業の5倍も儲かるって!?
有機農業者は、あまりお金の話をしたがりません。
「収入に魅力を感じて農業をしてるんじゃない。わずらわしい人間関係から解放されて、健康的な暮らしをしたいから有機農業の道を選んだんだ。」
と、収入は二の次だと言います。
だからこそ見えなくなっていた真実。それは、
有機農業はちゃんと稼げる
ということ。家族を養っていくことくらいは簡単に実現できます。しかも、栽培がうまいとかヘタとか関係ありません。誰でも実現できるものです。
ただし、条件があります。
それは・・・