夏草を春に活かす

いまくらいの時期にタネを播いて、秋以降に収穫するのがゴボウ。
もちろん違う作型もありますがうちはだいたいそんなかんじでゴボウを栽培しています。
昨年は調子に乗って「収穫しきれなくてもいいわい!」という気持ちであちこちにゴボウのタネを播いたので、案の定けっこうな量を掘らずに年を越してしまいました。
これらのゴボウ、たくさん播きすぎただけでなく管理もおろそかになっていたので、夏の間は草に埋もれてひどいことになっていました。
ゴボウに申し訳ないくらいの状態でした。
そのまま秋を迎え、冬になり。
夏に生えまくっていた草は寒さで枯れて地面を覆いました。
そして春。
敷き草のようになっているせいか春の草はあまり生えてこず、寒さで地上部が枯れていたゴボウだけが新しい葉を広げ始めています。

きっちり管理したかのような素晴らしい状況です。
このままゴボウが生育を続ければかなり葉を茂らせるので、あとから草が伸びてきてもゴボウ自身が草を抑えるようになります。
もちろん、そのうちトウ立ちするので秋まで残しておくことはできませんが、これからしばらくは管理なしで収穫を楽しめそうです。

ものすごい勢いで野菜を覆いつくしてしまう夏の草たち。
冬になって枯れるまで残しておいてやれば、翌春に活躍してくれることがわかりました。
うまく利用できれば・・・と思うけど妙案は浮かんできません。
こういう利用法はナギナタガヤでよくやられていますしね。

たまたまうまくいったゴボウの春収穫法。
真似することはお勧めしません。

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