夏草を春に活かす

いまくらいの時期にタネを播いて、秋以降に収穫するのがゴボウ。
もちろん違う作型もありますがうちはだいたいそんなかんじでゴボウを栽培しています。
昨年は調子に乗って「収穫しきれなくてもいいわい!」という気持ちであちこちにゴボウのタネを播いたので、案の定けっこうな量を掘らずに年を越してしまいました。
これらのゴボウ、たくさん播きすぎただけでなく管理もおろそかになっていたので、夏の間は草に埋もれてひどいことになっていました。
ゴボウに申し訳ないくらいの状態でした。
そのまま秋を迎え、冬になり。
夏に生えまくっていた草は寒さで枯れて地面を覆いました。
そして春。
敷き草のようになっているせいか春の草はあまり生えてこず、寒さで地上部が枯れていたゴボウだけが新しい葉を広げ始めています。

きっちり管理したかのような素晴らしい状況です。
このままゴボウが生育を続ければかなり葉を茂らせるので、あとから草が伸びてきてもゴボウ自身が草を抑えるようになります。
もちろん、そのうちトウ立ちするので秋まで残しておくことはできませんが、これからしばらくは管理なしで収穫を楽しめそうです。

ものすごい勢いで野菜を覆いつくしてしまう夏の草たち。
冬になって枯れるまで残しておいてやれば、翌春に活躍してくれることがわかりました。
うまく利用できれば・・・と思うけど妙案は浮かんできません。
こういう利用法はナギナタガヤでよくやられていますしね。

たまたまうまくいったゴボウの春収穫法。
真似することはお勧めしません。

多品目栽培でこんな間違いをしていませんか?

たくさんの種類の野菜を同時に育てる、かんたんに表現すれば家庭菜園を大きくしたような農業。

このような、いわゆる多品目栽培は、有機農業ではよくやられている方法なのでご存じの方もいらっしゃるでしょう。
そして、多くの農家がやってるんだから自分にもできるだろうと、独学で、農家研修で、栽培の基本を学んでから実際に自分でやってみるのですが・・・
このときすでに、じつは大きな間違いをしています。

それは・・・

有機農業が慣行農業の5倍も儲かるって!?

有機農業者は、あまりお金の話をしたがりません。

「収入に魅力を感じて農業をしてるんじゃない。わずらわしい人間関係から解放されて、健康的な暮らしをしたいから有機農業の道を選んだんだ。」

と、収入は二の次だと言います。
だからこそ見えなくなっていた真実。それは、

有機農業はちゃんと稼げる

ということ。家族を養っていくことくらいは簡単に実現できます。しかも、栽培がうまいとかヘタとか関係ありません。誰でも実現できるものです。

ただし、条件があります。
それは・・・

つづきはこちら

 

関連記事

  1. 【軽快】発芽そろって気分よくゴーヤの鉢上げ

  2. 【天下統一】農業版”食べログ”の衝撃。チョクバイ!は直売市場をひとつにまとめるか

  3. 【農業のキホン04】GAP とは?取得するメリット・デメリット

  4. 【悲劇】春の定植祭りは狂気の沙汰

  5. 【我流】ナスの鉢上げなのにセルトレイ?ポリポットはどうした?

  6. 【溜息】張ったばかりのビニールマルチが穴だらけ!誰じゃあ!!