年間を通じて野菜セットを発送する場合、難しいのは常に種類を用意できなければセットにならないということです。
うちでいえば基本となる2000円セットは常に10種類前後の野菜を毎週のように用意する必要があります。
これがけっこう難しい。
今週は15種類あるけど来週は7種類しか収穫できない、では商売になりません。
安定した品目数で安定した量が採れなければお客さんに迷惑がかかります。
需要に対して多すぎても少なすぎてもだめ、常に安定が求められます。
単一作物をドーンとやってる農家には分からない世界がそこにはあります。
この安定生産を実現するためにやるべきこと。
栽培の成否や収穫量の増減などの変動はありますが、それらを差し置いてもまずは計画がしっかりしていなければ安定は望めません。
計画で9月上旬に7種類しか収穫できないような作付けになっているのに10種類の野菜を望むのは無理がありますからね。
計画がアバウトでは結果もアバウト。
計画が甘いとそれがそのまま結果につながってきます。
どうも計画が甘いんじゃないか、と思うようなことが一年のうちに何度か感じることがあって、このまま進めていくといつか大失敗をするんじゃないかという危機感を持っています。
ここ数年は畑の総面積が一定で発送数もほぼ一定なので、前年と同じ感じで・・・とざっくりとした計画だけで進めてきた経緯があります。
そして2月になると野菜がない!といって端境期に突入することがよくありました。
今よりもっと安定出荷するために、いまはせっせと作付計画を練り込んでいます。
やってみると甘かったところが多数。
練り直した計画で来年どのような結果が出てくるのか、いまから楽しみです。