たまーに僕がやっている育苗テクニック。
セルトレイでの育苗テクニック。
・・・テクニックというほどのもんじゃないですが。
野菜のタネって高いものは高いです。
安いタネもあるとはいってもなんとか少なくて済むように、というのは生産者みんなの願いでしょう。
また、育苗用土を購入している場合はこちらの費用もなんとか安く抑えたいところ。
カネはないけど暇はあるよ、という人向けの話です。
たとえばブロッコリーやキャベツ。
セルトレイにタネを播くとき、1粒播きにするのか2粒播きにするのか迷いませんか?
1粒播きだと発芽率が悪かったときに隙間が多くなって土がもったいない。
2粒播きだとタネが2倍必要になるし、間引きの手間もかってしまう。
さあどうする?
こんなときはとりあえず1粒播きにしておいて、一部に2粒播きのセルを作っておく。
発芽した後、2つ発芽しているところから1本抜いて欠けている場所へ移植する。
コツがいくつか。
移植するときは双葉がでてきてしばらくしてから、本葉が出てしまうと根がからまって抜きにくいので移植が難しくなる。
発芽率をあらかじめ考慮して2粒播きの数を決めること。
移植にはかなり繊細な手さばきが要求されます。
間引きするよりも要する時間は大きいです。
それでもすべてのセルを確実に埋められるので土は最低限で済むし、種も基本的に1粒播きなので少なくて済む。
手間を惜しまないならお勧めできる方法です。
もちろん大規模でやられている方には無理ですが、就農して間もない金欠な方にはお勧めできるかと。
お試しを。