今年度の目標。
と大げさに書くような時期ではないのですが。
ふと思いついたので書き留めておきます。
品質の向上。
これですね。
ニンジンのサイズが大きくばらついていたり、凍みてしまった大根をごめんなさいと言いつつ出荷してしまったり。
葉もの野菜が寒さで痛んでしまったことに目をつぶってみたり。
スーパーと肩を並べるような品質とは言いません。
最低限、お客さんがなんじゃこりゃと感じないくらいのものを出していきたいですね。
セットのバランス。
これも大事。
野菜の旬というものを追究していった結果、葉ものばっかりのセットがあったり芋類が多く入りすぎるセットがあったり、ということが現実に起きています。
セット内容にもう少し工夫が必要だろうと感じています。
5月にニンジンや大根などの根菜類を充実させるのは難しいし、真夏に葉ものを入れていくのも容易ではありません。
それでも家庭の食卓を想うとバランスは大事かと。
サラダになりそうな葉もの野菜を入れつつ、煮物や炒め物に向くような野菜も用意しておく。
こういうのを年間通せたら最高です。
旬をあまり外しすぎないように注意しながら、主婦が1~2週間でうまく使いきれるようなバランスで野菜を用意できたらと思います。
遊び心。
毎週届くセットなんだから飽きの来ないような工夫が必要だと思います。
これまでは珍しい野菜を1、2品目ほどセットに入れながら楽しんでもらえるようにしてきました。
コールラビ、パパイヤ、ツルムラサキ、バナナピーマン、紅芯大根、タアサイ・・・。
スーパーで見かけるスタンダードな野菜だけじゃなく見たこともないような野菜を入れることでアクセントにしていました。
もちろん特徴・調理法・保存法などの説明書きも忘れずにつけます。
今年度はここにハーブを加えていきます。
ハーブを料理に生かすことで食卓が豊かになれば幸いです。
松本自然農園の柱は野菜の定期宅配。
毎週届いても飽きないような、届くのを首を長くして待ってもらえるような、ずっと松本自然農園を利用したいと思ってもらえるようなサービスを提供していきたいですね。
多品目栽培でこんな間違いをしていませんか?
たくさんの種類の野菜を同時に育てる、かんたんに表現すれば家庭菜園を大きくしたような農業。
このような、いわゆる多品目栽培は、有機農業ではよくやられている方法なのでご存じの方もいらっしゃるでしょう。
そして、多くの農家がやってるんだから自分にもできるだろうと、独学で、農家研修で、栽培の基本を学んでから実際に自分でやってみるのですが・・・
このときすでに、じつは大きな間違いをしています。
有機農業が慣行農業の5倍も儲かるって!?
有機農業者は、あまりお金の話をしたがりません。
「収入に魅力を感じて農業をしてるんじゃない。わずらわしい人間関係から解放されて、健康的な暮らしをしたいから有機農業の道を選んだんだ。」
と、収入は二の次だと言います。
だからこそ見えなくなっていた真実。それは、
有機農業はちゃんと稼げる
ということ。家族を養っていくことくらいは簡単に実現できます。しかも、栽培がうまいとかヘタとか関係ありません。誰でも実現できるものです。
ただし、条件があります。
それは・・・