マルシェ・ジャポン・プロジェクトって知ってますか?
大都市における仮設型直売システムで、いわゆる朝市ですね。
農林水産省による助成事業で、都市の生活者と生産者を直接出逢える場となることを目標にしています。
農水省によると事業の目的は
大都市における農産物等の販売機会を創出し、生産者所得の向上を図るとともに、都市住民の農業に対する理解促進を図ります。
となっています。
いろんなホームページやらブログを見る限りでは少なくとも生産者所得の向上にはなっていないようで、けっこう赤字になってしまうところが多いみたいですね。
出店料をとられたうえに交通費がかかり、一日売り子をする人件費、収穫・出荷調整の労力を考えると5万円以上売り上げないと赤字だそうですが、僕の見積もりでもそれくらいの売上がないと所得向上の点では出店する意味がないですね。
野菜で5万円売り上げるってものすごく大変なんですけど・・・。
単純に売上どうこうじゃなくて宣伝や顧客開拓を目的にすれば有意義な事業であると思います。
つい先日、「事業仕分け」でマルシェ・ジャポン・プロジェクトが廃止の判定になりました。
今年の9月に始まったばかりなのに・・・。
3年くらいは続けるという話だったのに・・・。
12月から名古屋でも開催されることになっているのに、あっという間に消えてなくなるんだろうか。
僕もいちおう出店しないかと誘われてるんですけど、なんだか不安になってきました。
農家を振り回してバイナラするのはやめてくださいね。
多品目栽培でこんな間違いをしていませんか?
たくさんの種類の野菜を同時に育てる、かんたんに表現すれば家庭菜園を大きくしたような農業。
このような、いわゆる多品目栽培は、有機農業ではよくやられている方法なのでご存じの方もいらっしゃるでしょう。
そして、多くの農家がやってるんだから自分にもできるだろうと、独学で、農家研修で、栽培の基本を学んでから実際に自分でやってみるのですが・・・
このときすでに、じつは大きな間違いをしています。
有機農業が慣行農業の5倍も儲かるって!?
有機農業者は、あまりお金の話をしたがりません。
「収入に魅力を感じて農業をしてるんじゃない。わずらわしい人間関係から解放されて、健康的な暮らしをしたいから有機農業の道を選んだんだ。」
と、収入は二の次だと言います。
だからこそ見えなくなっていた真実。それは、
有機農業はちゃんと稼げる
ということ。家族を養っていくことくらいは簡単に実現できます。しかも、栽培がうまいとかヘタとか関係ありません。誰でも実現できるものです。
ただし、条件があります。
それは・・・