苗づくりに欠かせない土という要素

育苗用土
苗を育てるために使用する土のこと。
いくびょうようど、と読みます。
市販されているものは星の数ほどあるけれど、有機栽培向きの用土はあんまり売っていません。
売っていても非常に高価で手を出しにくいのが現状です。
だから毎年いろいろ試しながら、いろんな資材を使ってみたりしながら自分で育苗用土を吟味してきました。
畑の土だけでやってみたり。
ヤシ殻を主原料としている用土を使ってみたり。
しいたけ屋さんから廃菌床をもらってきてみたり。
化成成分の入っているものを使っていた時期もありました。
どれも決め手に欠けるような成績で、ずっと使用していくにはいまいち気分が乗らないんです。

今年の秋野菜もあれやこれやと試しました。
ブロッコリーやキャベツなど秋野菜育苗の前半で使っていた土は、余計なものを入れてしまったために発芽率が落ちてしまいました。
後半は別の土を使いましたが、これがなかなか好調でして。

128穴トレイで白菜やレタスを育てていますが、本葉が4枚くらいになっても双葉がちゃんと残っていて養分が切れていません。
かといって葉の色が濃すぎることもなさそうですし。
春秋冬野菜の育苗には128穴トレイを使うことが多く、このトレイで問題なく育苗できるようなら用土に関してはほぼ今回ので決まりになりそうです。

育苗においてもっとも重要な要素のひとつ、育苗用土。
温度管理、水分管理、日照など苗作りに大切な要素はいくつかありますが、育苗用土がしっかりしていないと他をうまくやっても成功しません。
来年2月頃からはじまる春夏野菜の育苗が楽しみになってきました。

多品目栽培でこんな間違いをしていませんか?

たくさんの種類の野菜を同時に育てる、かんたんに表現すれば家庭菜園を大きくしたような農業。

このような、いわゆる多品目栽培は、有機農業ではよくやられている方法なのでご存じの方もいらっしゃるでしょう。
そして、多くの農家がやってるんだから自分にもできるだろうと、独学で、農家研修で、栽培の基本を学んでから実際に自分でやってみるのですが・・・
このときすでに、じつは大きな間違いをしています。

それは・・・

有機農業が慣行農業の5倍も儲かるって!?

有機農業者は、あまりお金の話をしたがりません。

「収入に魅力を感じて農業をしてるんじゃない。わずらわしい人間関係から解放されて、健康的な暮らしをしたいから有機農業の道を選んだんだ。」

と、収入は二の次だと言います。
だからこそ見えなくなっていた真実。それは、

有機農業はちゃんと稼げる

ということ。家族を養っていくことくらいは簡単に実現できます。しかも、栽培がうまいとかヘタとか関係ありません。誰でも実現できるものです。

ただし、条件があります。
それは・・・

つづきはこちら

 

関連記事

  1. 【農業のキホン03】肥料の三要素NPK とは。non!パンツ食い込みじゃないのは確実

  2. 【変化球】発芽適温が高いタネは奥の手で発芽させようか

  3. 【農業のキホン04】GAP とは?取得するメリット・デメリット

  4. 【農業2020】農家がYouTubeを始めるときの処方箋|3つのPを意識しよう

  5. 【情報の価値】生産者と消費者をつなぐオンラインマルシェ「ポケットマルシェ」は何がすごいの?

  6. 【お試し】ズッキーニがオクラのように高くそびえたつ・・・だと!?