単純労働じゃない農業の醍醐味

冬越ししたエンドウ、ソラマメは順調に生育中。
春先に苗を植えたブロッコリーやレタスも畑の中で自己主張がはじまっています。
そして直接タネを播いた野菜たちも。
晴れが続いて雨が足りなくても畑はどんどんにぎやかになってきて、心踊る毎日です。

いまのところ全体的にはレタスが多めの作付け。
売り切るつもりではいますが、意外にテキトーな作付け数なのでどうなるか分かりません。
ブロッコリーは昨年の倍近くあります。
あればあるだけ出荷できる野菜ですが、収穫の手間を考えると植えすぎたかもしれません。

少量多品目栽培をやりたいと思っている人が気になるのは作付け量でしょう。
どの野菜をどれだけの面積・株数で栽培すれば、何人のお客さんに供給できるのか。
たとえば50軒/週だったらトマトは何株くらい植えておけばいいのか。
コマツナだったら何mの畝に何条播きすれば足りるのか。
レタスだったら50軒/週だと4週出荷するためには200株必要ってわかりますね。

かかえているお客さんに対して年間をとおして安定供給するというのは、バランスのとれた作付計画と成功・失敗のブレを予測修正できる栽培技術がなければ難しいです。
ただ単に上手に野菜を栽培できればいいってもんじゃございません。
毎週安定した収穫量を確保する、というのが一般家庭向けにセット販売するときの難しさでありおもしろい部分でもあります。
ここに単純労働じゃない農業の醍醐味があります。
体を動かせて頭も使える健康的な生き方、だと思ったから僕はこの世界に足を踏み入れたわけで、難しいことを考えると頭からケムリが出る方にはおすすめしません。
でも、頭を使わない誰でもできる単純労働型農業だと生き残っていけない、ということは覚悟しておいてください。

別に多品目栽培を勧めるつもりはありませんし、ほかにも栽培や売り方で工夫できることは多々あります。
農協出荷や市場出荷でもうまくやっている農家はたくさんあります。
まあひとつの生き方だと思ってとらえてもらえれば結構です。

で、少量多品目栽培での作付量のコツですが・・・経験ですね。
これしかない。
人の真似したって栽培技術が違えば収穫量も変わってくるので、とうぜん作付量も変わってきます。
前年の経験からみて今年はどうしようか、という過去の経験が必要になります。
だからコツなんてあるようでないんです、残念ながら。

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