秋冬野菜はだいたい8月9月に種まきをして育てたものを収穫しつづけるので、へたをすると10月~2月末くらいまで同じ野菜ばっかり収穫ということにもなりかねません。
現に水菜、小松菜、からし菜、大根、カブ、ブロッコリーなどは10月からずっと出しつづけています。
(もちろん播種時期をずらしたり品種をかえたりしていますよ)
じゃあセット内容はいつも変わりばえしないの?
ということになりますが、そこが農園主の腕のみせどころです。
毎週とっていただいている方が飽きないように少しずつ変化をもたせてセットをつくるようにしています。
たとえば先週が
大根、カブ、ブロッコリー、人参、ネギ、ジャガイモ、水菜、小松菜、ほうれん草
だったとすると今週は
大根、カブ、ブロッコリー、人参、ネギ、サトイモ、からし菜、白菜、菜の花
を入れたりしています。
あとは同じ大根でも白首大根→青首大根と品種を変えてみたり、サラダ用赤軸ほうれん草を入れてみたり。
大根は3品種、カブも3品種、ほうれん草2品種、菜の花3品種やってます。
品種をかえるだけで全く違うセットに早代わりするからおもしろい。
もうすぐ1月が終わろうとしていますが、まだセットに入れたことのない待機中の野菜が3種類のこっています。
余力を残しながら2月末の出荷休止を迎える。
これができるようになれば多品目農家としては一人前かもしれませんね。
多品目栽培でこんな間違いをしていませんか?
たくさんの種類の野菜を同時に育てる、かんたんに表現すれば家庭菜園を大きくしたような農業。
このような、いわゆる多品目栽培は、有機農業ではよくやられている方法なのでご存じの方もいらっしゃるでしょう。
そして、多くの農家がやってるんだから自分にもできるだろうと、独学で、農家研修で、栽培の基本を学んでから実際に自分でやってみるのですが・・・
このときすでに、じつは大きな間違いをしています。
有機農業が慣行農業の5倍も儲かるって!?
有機農業者は、あまりお金の話をしたがりません。
「収入に魅力を感じて農業をしてるんじゃない。わずらわしい人間関係から解放されて、健康的な暮らしをしたいから有機農業の道を選んだんだ。」
と、収入は二の次だと言います。
だからこそ見えなくなっていた真実。それは、
有機農業はちゃんと稼げる
ということ。家族を養っていくことくらいは簡単に実現できます。しかも、栽培がうまいとかヘタとか関係ありません。誰でも実現できるものです。
ただし、条件があります。
それは・・・