おやじの背中
というのはかっこいいもんです。
圧倒的な存在感、頼もしいほどの大きさ。
これが実際の背中そのものじゃないことは皆さんもご承知でしょう。
人間としての大きさや生き方を背中に例えているだけです。

自分が親と同じような仕事をしないかぎりは、仕事で親父を超えたなんていう実感はわかないでしょう。
収入面での比較はひとつの指標ですが、それだけが背中を表すものじゃないと思います。

年齢によって親父の背中をどのように感じるか変化してきていますが、最近はとくにその存在の大きさをかみしめています。
それを感じたのは子供が産まれてから。
ひとりの人間を育てていくことの重さ、難しさをものすごく感じるからです。
自分も同じように苦労しながら育ててもらったんだと思うと、親父を超えたなんて到底思えません。
金銭的に苦しかった時期もあっただろうし、反抗期で頭を悩ませたこともあっただろうし、会社を辞めて自転車で旅に出ると言われたときの苦悩、農業をやると言われたときのあきらめ(?)。
自分が大きく成長すればするほど、親が僕を育ててくれたことの大きさを感じます。

一生超えられない壁なんだろうなと思いながらも、やはり超えなければいけない壁なのかもしれないと思っています。
超えられない壁だとしても、黙って見てるわけにはいかない。
今やれることは。
自分の子供に圧倒的な存在感を示せるようにがんばるしかないですね。
そうすることが実は親の背中に近づくことかもしれない。
と思ったりしています。