現在はサラリーマンだけど将来的には脱サラをして農業を始めたいと考えている人は非常に多いです。
そして環境保全の観点から、世間的な評価の高さからみて有機農業をやりたい、と考えている人がほとんどです。
それ自体はすばらしいことだと思いますし、私自身もそのような考えをもって有機農業の世界に飛び込みました。

ところが、有機農業を志して、実際にやってみて、その多くの就農者が陥ってしまう問題点があるんです。
非常に深刻な問題です。
販路。
農産物がそれなりにつくれるようになったんだけど販路が広がっていかない。
買ってくれる人がいないので売り上げが増えていかない。
低空飛行でなんとかやっています。
という状況に陥っている有機農家はけっこう存在します。
野菜セットをつくって売っているような有機農家は特にこの傾向が強いです。


就農して最初のころは世間的に認知されていませんし、農業1年目の商品をまったく知らない人が買ってくれるわけがないと思っているから、親戚や知り合いを頼って買ってもらうことになります。
親戚や知り合いはきっと新規就農したことを応援してくれていることでしょう。
買ってくれと頼まれれば喜んで買うでしょう。
もしかしたら頼まれなくても欲しいと言ってくるかもしれません。
買ってもらって食べてもらって、さらに知り合いに紹介してもらって買ってもらって、どんどん広がっていけばいい。
新規就農者はそう考えるんです。
でも。
長くは続きません。
そのうち買ってくれなくなります。
あまり広がっていきません。
なぜ売れないのでしょうか。

 

口コミで広がるには理由がある

主婦の会話
(画像引用:http://mamari.jp/)
売れない理由は簡単です。
口コミだけでなんとかしようと思っているから。
口コミで広げていけばやっていけると考えているからです。
ところがうまくいきません。
当然です、口コミというのは条件が整わないと広がっていかないからです。
その条件とはずばり、人に薦めたくなるようなクオリティ
買って食べてみたらとにかく美味しい、価格に見合っているかそれ以上の価値がある。
また買いたい、続けて買ってみたい。
そう思わせることができる商品であれば、口コミで広がっていきます。
当たり前の話です。
他人にモノを薦めるときには、話したくてしょうがないほどのモノである必要がありますから。
そんな商品を新規就農まもない頃に提供できますか?
人に薦めたくなるような高品質の商品を提供できる新規就農者は、ほとんどいないと思います。
他人に薦めるほどではないから薦めない。
単純にそういうことです。

 

そもそも興味がなければ買わない

もうひとつ、口コミに頼るときの決定的な問題があります。
口コミではターゲットの絞り込みができない
ということです。
有機農産物を詰め合わせてセットにして売る、ということは有機野菜や有機米に興味がある人に対して売らなければだめなんです。
有機野菜に興味がない人に「これいいですよ」と言っても買ってくれないからです。

フェラーリ
たとえば、あなたがもし妻と子供3人と生活していて
スポーツカーのフェラーリいいですよ
と薦められたら買いますか?
もし仮に買えるだけの経済力があったとしても買わないと思います。
家族5人が乗れる車ではないからです。
(まあ買う人もいるかもしれませんが)
その人が欲しいと感じていないものを薦められても困るのがオチです。

だから、有機農産物に興味がない人にいくらがんばって薦めても、顔見知りの人がこれいいよと薦めたとしても、買ってくれない口コミで広がっていかないということになります。
有機農産物のように一定のこだわりをもっている商品は、誰に買ってほしいものなのかが明確になります。
買いたい人に売るからその価値が認められて、その価値に見合うだけの金額を支払ってもらえるんです。
誰でもいいから買ってくれ、という商品ではないはずです。

 

 

このように、新規就農して最初は親戚・知り合いに頼ってそのうちに口コミで広げていく、という戦略は基本的に失敗すると思ってください。
ターゲットを絞って、その人たちに向かって売っていく
という基本を忘れないでください。
有機農産物を欲しいと考えている人を探して営業をかけていく。
その努力を惜しまないでください。
具体的にどうしたらいいのか、ということについてはまた別の記事で。

 

多品目栽培でこんな間違いをしていませんか?

たくさんの種類の野菜を同時に育てる、かんたんに表現すれば家庭菜園を大きくしたような農業。

このような、いわゆる多品目栽培は、有機農業ではよくやられている方法なのでご存じの方もいらっしゃるでしょう。
そして、多くの農家がやってるんだから自分にもできるだろうと、独学で、農家研修で、栽培の基本を学んでから実際に自分でやってみるのですが・・・
このときすでに、じつは大きな間違いをしています。

それは・・・

栽培が下手でも時給3000円で働く農家になる方法とは?

もしかしたらあなたは、ひたすら栽培技術を磨こうとしていませんか?
いいものを作れば売れると思っていませんか?
その道は、優秀な先進農家と戦うことになる、かなり危険な道です。死に物狂いで努力しても結果を残せないかもしれない道です。

それよりも、たとえ栽培が下手でも時給3000円、しかも週休3日で働く農家になる道があります。見つけさせすれば誰でも通れる道です。

そんな道どこにあるの?じつは・・・

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有機農業が慣行農業の5倍も儲かるって!?

有機農業者は、あまりお金の話をしたがりません。

「収入に魅力を感じて農業をしてるんじゃない。わずらわしい人間関係から解放されて、健康的な暮らしをしたいから有機農業の道を選んだんだ。」

と、収入は二の次だと言います。
だからこそ見えなくなっていた真実。それは、

有機農業はちゃんと稼げる

ということ。家族を養っていくことくらいは簡単に実現できます。しかも、栽培がうまいとかヘタとか関係ありません。誰でも実現できるものです。

ただし、条件があります。
それは・・・

つづきはこちら

 

あなたはなぜ、そっちを選んだのですか?

キャベツPOP

ご覧のように、2つの写真を載せました。
どこかの直売所に立ち寄ったときに、この写真のように並んでキャベツが売られていたら・・・

あなたはどちらを買いますか?

おそらく、この2つの写真を比べれば、多くの人が右の「みさきキャベツ」を買いたくなるはずです。
そしてこの事実は、キャベツを売っている農家に厳しい現実をつきつけます。
一方の農家は自分のキャベツがどんどん売れていく、もう一方の農家はまったく売れない・・・。
あなたがもし、農家として生産物を売っていきたいと思っているなら、なぜこんな差が生まれるのかを知る必要があります。知ったうえで、それを活かす必要があります。

売れるキャベツと売れないキャベツ。その差は・・・

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