久しぶりのしゃべる仕事。
豊森なりわい塾で話をしてきました。
月1回×20回の連続講座で、今回のテーマは
食と農を考える
だったので松本自然農園にも白羽の矢がささりました。
現場からの事例紹介という枠です。
衰退産業と言われている農業でもやり方次第では十分に生計が成り立つということを示しつつ、やる気はあるけど不安もあって踏み出せないという人の背中を押してあげられたらという想いでいつもしゃべりますが、今回も同じように伝えたいことは伝えることができたように思います。
数字だけ見て「なんだ農業って簡単なんだ」と思われたらマズイですが、職業選択のひとつとして農業も入れてくれたらうれしいですね。
何度かあちこちでしゃべる機会を与えていただいたおかげで、聞いてくれる方々がどういう情報を欲しがっているかによって講演内容を変えていくことができるようになってきました。
有機栽培技術、省力化栽培技術などの農業技術
高利益・低労働を実現する経営実態・手法
就農までの経緯1「自転車日本一周物語」
就農までの経緯2「新規就農物語」
自然農法とはなんだ?概論
このような内容をベースに時間配分を考えながら組み合わせていきます。
今日は30~40分くらいの時間を頂いていたのですが、時間が足りないだろうと思って内容をずいぶん短縮したら早く終わってしまいました。
与えられた時間をうまく使いきるというのはまだまだ難しいですね。
会いたい人にも会えたし、他の講演者の話で勉強になることも多かったし、得るものも多かった有意義な時間になりました。
こういう場を提供してくれた皆様には感謝です。
でも・・・いつも書きますが、しゃべるという仕事はかなり疲れます。
家に帰って夕飯を食べていても、気を抜くとよだれが出てきそうなほど。
こうやって日記を書いとる場合じゃないよ。
今日はゆっくり寝て疲れをとることにしよ。
多品目栽培でこんな間違いをしていませんか?
たくさんの種類の野菜を同時に育てる、かんたんに表現すれば家庭菜園を大きくしたような農業。
このような、いわゆる多品目栽培は、有機農業ではよくやられている方法なのでご存じの方もいらっしゃるでしょう。
そして、多くの農家がやってるんだから自分にもできるだろうと、独学で、農家研修で、栽培の基本を学んでから実際に自分でやってみるのですが・・・
このときすでに、じつは大きな間違いをしています。
有機農業が慣行農業の5倍も儲かるって!?
有機農業者は、あまりお金の話をしたがりません。
「収入に魅力を感じて農業をしてるんじゃない。わずらわしい人間関係から解放されて、健康的な暮らしをしたいから有機農業の道を選んだんだ。」
と、収入は二の次だと言います。
だからこそ見えなくなっていた真実。それは、
有機農業はちゃんと稼げる
ということ。家族を養っていくことくらいは簡単に実現できます。しかも、栽培がうまいとかヘタとか関係ありません。誰でも実現できるものです。
ただし、条件があります。
それは・・・