夏野菜の主役といえばトマト。
誰がなんと言おうと、トマト嫌いの人が「それは違う!」と反発しようと、夏の主役はトマトです。
そんなトマトは多品目栽培農家にとっては悩みのタネ。
年間50種類の野菜を育てていたとすると、トマトといえども50分の1。
でもかかる労力・資材は50分の1ではありません。
小面積で高収益をあげる品目だけあって、かかる労働力はハンパじゃありません。
苗を植えるところまではたいしたことないのですが、支柱を立てて紐で固定していく(誘引)、草姿を制御するために脇から出てくる芽をつむ(芽かき)、そして収穫作業(ミニトマトがすごい)、と手間隙かけて育てます。
とにかく時間がかかります。
そして支柱をとにかくたくさん使用します。
今年は株数が250株ほど植えてあり、1株から2本枝を伸ばしていく二本仕立てで栽培していくので、単純に考えて500本の支柱が必要になります。
これだけの本数はトマト以外には使用しません。
ほぼトマト専用支柱です。
ぜいたく。
そんな手のかかるトマトですが、やはり外すわけにいかないのでがんばって育てます。
今日は支柱を立てました。
これで圃場の空気は一気に夏モードに突入です。
支柱が立つと畑の中が立体的な広がりをみせるようになり、その雰囲気が夏を感じさせるものとなっています。
今年も露地で雨にたっぷりあたってしまうけど、なんとかうまく育って欲しいものです。
多品目栽培でこんな間違いをしていませんか?
たくさんの種類の野菜を同時に育てる、かんたんに表現すれば家庭菜園を大きくしたような農業。
このような、いわゆる多品目栽培は、有機農業ではよくやられている方法なのでご存じの方もいらっしゃるでしょう。
そして、多くの農家がやってるんだから自分にもできるだろうと、独学で、農家研修で、栽培の基本を学んでから実際に自分でやってみるのですが・・・
このときすでに、じつは大きな間違いをしています。
有機農業が慣行農業の5倍も儲かるって!?
有機農業者は、あまりお金の話をしたがりません。
「収入に魅力を感じて農業をしてるんじゃない。わずらわしい人間関係から解放されて、健康的な暮らしをしたいから有機農業の道を選んだんだ。」
と、収入は二の次だと言います。
だからこそ見えなくなっていた真実。それは、
有機農業はちゃんと稼げる
ということ。家族を養っていくことくらいは簡単に実現できます。しかも、栽培がうまいとかヘタとか関係ありません。誰でも実現できるものです。
ただし、条件があります。
それは・・・