僕は自分の性格を知っています。
けっこう雑です。
テキトーなところが多々あります。
だから、せっかく苗を植えたのにそのまま放ったらかしになってしまって収穫にたどり着かないことも。
管理が行き届かないのは畝の端っこに植えた野菜で、ちょこっとしか植えてないとついつい手を抜いてしまいます。
一列ぜんぶ同じ野菜ならちゃっと手をかけられるのに・・・。
言い訳に聞こえます?
僕はこういうやつです。
就農当初は栽培規模が小さく、作付量が少ないので畝一列にいろんな野菜を植えることが多く管理不足になるものがけっこう出たのですが、今では1列単位2列単位で作付けするので僕的には管理しやすいです。
きっと人によって管理しやすい面積があるのでは?
とはいえ大量に作付けする必要がないものもあるのが困りモノ。
たとえばハーブ。
野菜セットのなかにちょっとアクセントとして入れるくらいなので、そんなにたくさん栽培しても余ってしまいます。
これまでバジルやミントを育ててきましたが、たいてい途中で放ったらかしになってました。
たとえば実験用品種。
次年度以降に戦力になりそうな品種を実験的に少量作付けすることもあるのですが、ちょっとしか植えないのでやはり管理がずさんになってしまいます。
自分の性格のせいと言ってしまえばそれまでですが、もっと余裕をもって畑全体を管理できるようにならないといけないんでしょう、きっと。
今年からは研修生がいるので単純に目が増えますし、ずさんなところを見せられないので気を引き締めていくだろうと思います。
ハーブの種類を増やして、珍品種を試したりして、お客さんが飽きないように多様な品種を選んだりして、研修生がやってきたことでお客さんが得をするような方向に進んでいけたらいいですね。
多品目栽培でこんな間違いをしていませんか?
たくさんの種類の野菜を同時に育てる、かんたんに表現すれば家庭菜園を大きくしたような農業。
このような、いわゆる多品目栽培は、有機農業ではよくやられている方法なのでご存じの方もいらっしゃるでしょう。
そして、多くの農家がやってるんだから自分にもできるだろうと、独学で、農家研修で、栽培の基本を学んでから実際に自分でやってみるのですが・・・
このときすでに、じつは大きな間違いをしています。
有機農業が慣行農業の5倍も儲かるって!?
有機農業者は、あまりお金の話をしたがりません。
「収入に魅力を感じて農業をしてるんじゃない。わずらわしい人間関係から解放されて、健康的な暮らしをしたいから有機農業の道を選んだんだ。」
と、収入は二の次だと言います。
だからこそ見えなくなっていた真実。それは、
有機農業はちゃんと稼げる
ということ。家族を養っていくことくらいは簡単に実現できます。しかも、栽培がうまいとかヘタとか関係ありません。誰でも実現できるものです。
ただし、条件があります。
それは・・・