大根の存在感

野菜セットの宿命。
というかセットをつくるのに気をつけているのが重量感とボリューム、そして彩り。
野菜を詰めた箱が軽すぎるのは避けたいし、箱を開けてみると底のほうにちょびっとだけ入っているのも避けたい。
いくら野菜セットといっても緑色ばかりで構成するのもできれば避けたい。
そんなことを考えています。
ただし季節ごとに揃う野菜の特色があるので年中これを解決するのはけっこう難しいです。

夏野菜が出るまでの春~初夏に苦労するのが重量感。
葉野菜が多いのでボリュームは出せるのですが重さがなかなか伴わない。

そんな中で大活躍してくれるのが大根。
これが入るだけでずいぶんと重くなるので非常に助かります。
5月上旬の発送から毎週入れています。
最近では「毎週だと料理のレパートリーがねぇ」という声が聞こえてくるほど入れまくっています。
まだまだ6月下旬まで入れていきたいくらいですが、畑にはそろそろ在庫がなくなってしまったので強制終了ですね。
もうすこし引っ張りたかった。
トウ立ちしにくい品種を使っているのでもう一段階遅播きしたものを用意しておくべきだったかも。
でもお客さんは飽きたって言ってるし、このくらいがいいのか?

6月下旬に大根の代わりとなる存在はいるのか。
タマネギ、人参、ジャガイモ、ズッキーニ、ブロッコリー、キュウリ、インゲン
あたりがセットの中心になりますが、どの野菜もそれひとつで重量感たっぷりという感じではありません。
ただしいわゆる葉野菜というものが減っていくので全体的に重さはあります。
このへんが夏を感じさせますね。

多品目栽培でこんな間違いをしていませんか?

たくさんの種類の野菜を同時に育てる、かんたんに表現すれば家庭菜園を大きくしたような農業。

このような、いわゆる多品目栽培は、有機農業ではよくやられている方法なのでご存じの方もいらっしゃるでしょう。
そして、多くの農家がやってるんだから自分にもできるだろうと、独学で、農家研修で、栽培の基本を学んでから実際に自分でやってみるのですが・・・
このときすでに、じつは大きな間違いをしています。

それは・・・

有機農業が慣行農業の5倍も儲かるって!?

有機農業者は、あまりお金の話をしたがりません。

「収入に魅力を感じて農業をしてるんじゃない。わずらわしい人間関係から解放されて、健康的な暮らしをしたいから有機農業の道を選んだんだ。」

と、収入は二の次だと言います。
だからこそ見えなくなっていた真実。それは、

有機農業はちゃんと稼げる

ということ。家族を養っていくことくらいは簡単に実現できます。しかも、栽培がうまいとかヘタとか関係ありません。誰でも実現できるものです。

ただし、条件があります。
それは・・・

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