出荷日ながら収穫の合間をぬってニンジンの間引きをやりました。
やりました、と言っても間引いたニンジンも出荷しているのでつまりは収穫作業なのですが。
最終的なニンジンの姿を想像しながら、混みあっているところのニンジンを抜いていくのですが、これがけっこう面倒というか大変なんです。
地面に這いつくばるような姿勢でニンジンをにらみつけ、これだ!と思ったやつを勢いよく引っこ抜く。
どれを抜いたらいいか悩んでいるひまもなく、ただひたすら直感に頼っての間引きです。
長くやっていると引っこ抜くのに力が必要なものとそうでないものがあることに気づきます。
軽く抜けるものもあれば、指にかなり力を入れて集中しないと抜けないものもある。
見た目はどちらも変わらないのに。
これを個体差として片付けていいものか、わかりません。
じーっと耳をすませるとニンジンの声が聞こえてきます。
オレを抜くんじゃねぇ!抜くのはアイツだ!
と間引きする株を教えてくれているようです。
ニンジンのことはニンジンに聞け
とはよく言ったものです。
ニンジン自身の声に耳をかたむけつつ、間引きを順調に終わらせたいものです。
多品目栽培でこんな間違いをしていませんか?
たくさんの種類の野菜を同時に育てる、かんたんに表現すれば家庭菜園を大きくしたような農業。
このような、いわゆる多品目栽培は、有機農業ではよくやられている方法なのでご存じの方もいらっしゃるでしょう。
そして、多くの農家がやってるんだから自分にもできるだろうと、独学で、農家研修で、栽培の基本を学んでから実際に自分でやってみるのですが・・・
このときすでに、じつは大きな間違いをしています。
有機農業が慣行農業の5倍も儲かるって!?
有機農業者は、あまりお金の話をしたがりません。
「収入に魅力を感じて農業をしてるんじゃない。わずらわしい人間関係から解放されて、健康的な暮らしをしたいから有機農業の道を選んだんだ。」
と、収入は二の次だと言います。
だからこそ見えなくなっていた真実。それは、
有機農業はちゃんと稼げる
ということ。家族を養っていくことくらいは簡単に実現できます。しかも、栽培がうまいとかヘタとか関係ありません。誰でも実現できるものです。
ただし、条件があります。
それは・・・