肥料というものについて掘り下げてみます。
僕の個人的な見解ですので反論ある方もない方もおだやかにご覧ください。
また、リンク先を見ないと話がすっとんで分かりにくいので、出来れば面倒でも参照してください。
肥料とはつまり植物にとっての栄養分になるもの。
人間にとっては食べ物にあたります。
食べたものによって体がつくられることから、肥料の重要性がわかると思います。
化学肥料がいいのか有機肥料がいいのか、という点についてはホームページで書いていますが、化学肥料が直接的に体に悪いというわけではありません。
生態系ピラミッドを崩してしまう、しいては土を殺してしまうことにつながるので僕は使っていない。
ということです。
体(植物)には悪くないけど土に悪い、ととらえています。
化学肥料にしても有機肥料にしても使用する量が非常に重要。
多くても少なくても植物にとっては害になります。
ソラマメと言えばアブラムシ
僕が気をつけているのはココですね。
野菜にとっての必要な肥料分を見極めて、野菜が野菜らしく育つように手をかける。
健康に育てば虫もつかないし病気にもならない。
そういう想いでやってます。
人間でも同じ。
健康に育てば病気になりません。
これと関連して重要なポイントがひとつ。
それは、僕が野菜をつくっているということと関係があります。
野菜は野草ではないということです。
野菜は、長い年月をかけて人間の手によって品種改良され、それを受け入れることによって種を残し、何百年何千年と命をつないできました。
つまり野菜は人間との共存を選んでいるんです。
それは、人間による栽培という行為があって成り立つ植物だということであり、野菜自身の生命力を引き出したり味を人間好みにするために肥料を与えるという選択肢があって当然だということです。
だから無肥料にするということは人間と共存してきた野菜を野草に戻すということにつながり、味はあっさりというか自然に還って野草味あふれるものに近づいていきます(たぶん)。
その味がいいかどうかは別として、僕は野菜を野菜として育ててあげたいので、あえて無肥料にはしないんです。
肥料分が多すぎれば、という話は言わずとも分かるでしょう。
人間に見立てれば肥満体ですから。
野菜が野菜らしく健康に育つために手をかける。
というのが僕の仕事。
僕が求める職人芸。
外から見れば地味な職人芸だけどね。
ゴールは遠いけれど道なき道じゃないから大丈夫。
いつか着きます。
多品目栽培でこんな間違いをしていませんか?
たくさんの種類の野菜を同時に育てる、かんたんに表現すれば家庭菜園を大きくしたような農業。
このような、いわゆる多品目栽培は、有機農業ではよくやられている方法なのでご存じの方もいらっしゃるでしょう。
そして、多くの農家がやってるんだから自分にもできるだろうと、独学で、農家研修で、栽培の基本を学んでから実際に自分でやってみるのですが・・・
このときすでに、じつは大きな間違いをしています。
有機農業が慣行農業の5倍も儲かるって!?
有機農業者は、あまりお金の話をしたがりません。
「収入に魅力を感じて農業をしてるんじゃない。わずらわしい人間関係から解放されて、健康的な暮らしをしたいから有機農業の道を選んだんだ。」
と、収入は二の次だと言います。
だからこそ見えなくなっていた真実。それは、
有機農業はちゃんと稼げる
ということ。家族を養っていくことくらいは簡単に実現できます。しかも、栽培がうまいとかヘタとか関係ありません。誰でも実現できるものです。
ただし、条件があります。
それは・・・