インターネットの絶大な営業力

近くの農家さんから先日の日記について隠れコメントをいただきましたので、ブログのアクセス数についてもう少し書こうと思います。
その方の気持ちを代弁しつつ、ちょっと厳しめに書きます。

新規就農者でも新規事業者でもなんでもいいのですが、ブログを単なる日記帳だと思って書いていると損をしますよ。
ブログは使い方によっては非常に優秀な営業マンになりうる可能性を秘めています。
自分の想いや商品に対する情熱など、足を使ってせっせと営業して回るよりも確実に、その情報を欲しい人たちに届けることができるのがインターネットです。
検索してブログにたどりつく人たちは少なからず興味があって訪問してるんですから。

ホームページやブログをつくるのが面倒とか、更新するのが大変とか、うまくつくることができないとか、インターネットを活用する気がないなら、自分の足を使って地道に営業をかけてお客さんを開拓していくしかありません。
野菜を栽培する時間を削って営業に出かけるのがイヤなら、面倒でもブログを更新しましょうよ。
真剣に商売する気があるなら。

インターネットの力というものを過小評価している方のために数字を示しておきますが、松本自然農園のホームページから定期宅配のご注文をいただくのは6年目の今年で(通年募集したとして)だいたい100件ほどです。
一年で100ものお客様から定期宅配のご注文をいただくために、インターネットを使わずにどれだけの労力をかけて営業しなければいけないか想像がつきますか?
うちと同様に有機野菜をセット売りしている全国の農家さんのなかに、売り先が見つからないと嘆いている方がどれほど多くいるのか想像がつきますか?

本気で事業を軌道に乗せたいのなら、ネタがなかろうがパソコンが苦手だろうが、必死になってブログを更新することをお勧めします。

多品目栽培でこんな間違いをしていませんか?

たくさんの種類の野菜を同時に育てる、かんたんに表現すれば家庭菜園を大きくしたような農業。

このような、いわゆる多品目栽培は、有機農業ではよくやられている方法なのでご存じの方もいらっしゃるでしょう。
そして、多くの農家がやってるんだから自分にもできるだろうと、独学で、農家研修で、栽培の基本を学んでから実際に自分でやってみるのですが・・・
このときすでに、じつは大きな間違いをしています。

それは・・・

有機農業が慣行農業の5倍も儲かるって!?

有機農業者は、あまりお金の話をしたがりません。

「収入に魅力を感じて農業をしてるんじゃない。わずらわしい人間関係から解放されて、健康的な暮らしをしたいから有機農業の道を選んだんだ。」

と、収入は二の次だと言います。
だからこそ見えなくなっていた真実。それは、

有機農業はちゃんと稼げる

ということ。家族を養っていくことくらいは簡単に実現できます。しかも、栽培がうまいとかヘタとか関係ありません。誰でも実現できるものです。

ただし、条件があります。
それは・・・

つづきはこちら

 

関連記事

  1. 【革命前夜】農政トライアングルの恐怖!コメ農業の未来は誰に託されている?

  2. 【流通】卸売市場の仕組みと付き合い方。中間マージン大きすぎてマジ泣く・・・

  3. 【耳勉】キュウリの種まきしながら自分をアップデート

  4. 【農業のキホン06】CEC陽イオン交換容量とは?この数値をどうやって使いこなす?

  5. 農家のための災害復旧支援。国はどこまで助けてくれる?農家はどこまで負担する?

  6. 【我流】ヤーコンを育苗するとかマジですか!?